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SUPERBOWL 50 [Sports]

SB50.jpg

「世界でもっとも高価値なスポーツイベント」の1位はSUPERBOWL。

あのフォーブスのランキングによると、
4位にFIFAワールドカップ、冬季、夏季オリンピックを3,2位に抑え込み、堂々の1位だそうで。
ナニをもって「高価値」なのかはわかりませんが、一試合のスポーツイベントとしては破格のゲームではありますね。

そのモンスター・イベントも50回を数え、今までローマ数字で表されて大会ロゴがアラビア数字に。
これはローマ数字だと「50」は「L」という表記でわかりづらいため、このデザインが施されたそうです。

9月頭にはじまるNFLのシーズンは4ヶ月、16試合のレギュラー・シーズンを戦い、
年を越した1月からは「Win or Go Home」のプレイオフ・トーナメントで凌ぎを削ることは繰り返し記してきました。
勝ち上がったAFCとNFC、それぞれのチャンピオンが最後に対峙、
NFLのチャンピオンを決めるワンゲーム・マッチ、それがSUPERBOWLです。

今年も結局、シード1位のチーム同士の対戦、これで3年連続1位同士の顔合わせ、
レギュラー・シーズンの成績が伊達ではないことを証明していますね。

会場はサンタクララにあるリーバイス・スタジアム、2014年にオープンした49ERSのホーム・スタジアム。

#1 Carolina PANTHERS v.s. #1 Denver BRONCOS @ Levi's Stadium, Santa Clara, California

今回、ビジターとなるNFCはカロライナ・パンサーズ、
1995年にジャガーズともに誕生した若いチームながら創設9シーズン目で第38回SUPERBOWLに出場、
ペイトリオッツ相手に3点差で敗れたものの、この年は周囲を大いに驚かせた。
スーパーボウル出場は12シーズンぶり、2度目、悲願の初優勝を飾りたいところ。

ホーム扱いのAFCはデンバー・ブロンコス、(正確には「ズ」と発音すべきだが通称でこうなっている)
スーパーボウル4連続敗退を喫した後、エルウェイ時代に第32,33回を連覇、
一昨年、12シーズンぶりに出場を果たすもシーホークス相手に惨敗、その借りを返す時が早くもやってきた。

2012年の秋にマニング加入と有力チームということで取材に赴いたけど、
まさか翌年スーパー出場を果たすとは思わなかった。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06 DEN&MIN取材行
playoff-bracket-04.jpg

ホーム扱いのデンバーはいつもなら大事な試合はオレンジ色のサード・ジャージで挑むはずだが、
ホワイトのビジター・ジャージで登場。
どうやらシーホークスに惨敗した際、着けていたオレンジ・ジャージを避けたかな。
先端技術や科学的なものをバンバン取り入れるNFLですが、意外にもジャージに関しては縁起を担ぐチームが多い。
これを受け、対するパンサーズがカラー・ジャージを着用。

そのパンサーズは5年前にHCリベラが就任、その年、2011年のドラフト全体1番目で指名したのがQBニュートン、
翌2012年のドラフト1位、全体9番目で指名したのがLBキークリーとみごとにチームの柱が育っている。
ちなみにニュートン指名の直後、全体2番目で指名されたのがブロンコスのLBミラーというのもなにやら因縁的。

記念大会ということでまずはかつてのSUPERBOWL MVPが招き入れられる。
ああ、なんと懐かしい名前、今も凛々しきプレーヤーたちよ、アメリカのスポーツってこういう演出が本当にウマイ。

そしてナショナル・アンセム、斉唱は「LADY GAGA」。
http://www.nfl.com/videos/nfl-super-bowl/0ap3000000634472/Lady-Gaga-sings-the-National-Anthem

こういうのを聞くと彼女がただのイロモノではないことを痛感させられます。



コイントスはビジターのパンサーズ・キャプテンLBデイヴィスが「テイル(裏)」をコール、
選択権を得て、後半のボールをチョイス、最近は後半の攻めを選択するのが大勢です。

両チームのシーズン成績は
CAR攻撃 ラン 2位、パス24位、トータル11位
DEN守備 ラン 3位、パス 1位、トータル 1位

今シーズン、守備で勝ち上がって来たブロンコス、マニングの欠場が影響しなかったのも盤石な守備があったからこそ。
その堅牢な守備の前にパンサーズのRBスチュワート、QBニュートンの多様なラン・アタックが実れば、
パスにもチャンスが芽生え、プレイオフで演じた爆発的なオフェンスに繋がっていく。
逆にニュートンを釘づけにし、ロー・スコア・ゲームに持ち込めばブロンコスのペースだ。

DEN攻撃 ラン17位、パス14位、トータル16位
CAR守備 ラン 4位、パス11位、トータル 6位

平均的な数字が並ぶブロンコス攻撃だが実状は守備が好ポジションを得て、それを得点に結びつけ、勝利を導いてきた。
一方、リーグ1位のターンオーバー・レシオを誇るパンサーズ守備陣は虎視眈々とボールを狙う攻撃的なディフェンス。
ミスが少ないQBマニングからボールを奪うことができれば自ずと勝利を手繰り寄せることになろう。



現地時間2月7日、西海岸時刻15:30にキックオフ。
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000626373/17-Patriots-vs-Broncos-Playoff-Trailer
もちろんこれは東海岸のプライム・タイムに合わせたものです。

ボールを得たブロンコスのファースト・シリーズ、
まずは4連続でパス攻撃、2度のファースト・ダウン更新でランを挟み、
ふたたびパス・アタックを繰り出し、テンポよくゴール前16yへ。
あたたまる前のパンサーズ守備陣にパス・アタックを印象付ける。
ゴールラインこそ割れなかったが10プレイを重ね、キッチリFG、3-0と先制した。

ポスト・シーズン初のリードを許したパンサーズのファースト・シリーズはあっさりと「3&OUT」、
若いチームだけに大舞台に攻撃も守備も舞い上がったか。
同じようにブロンコスも「3&OUT」、互いにガマンの時間を重ねるのかと思えた。

次のシリーズ、パンサーズはオール手前15yと押し込まれた状態でWRコチェリーへのロングパスが通ったかに見えたが、
ボールが地面を叩いていたため、判定はインコンプリート(パス失敗)。
すかさずHCリベラは「チャレンジ」のフラッグを投げたが、ビデオでも判定は覆らなかった。
(「チャレンジ」は明確なものがなければ、あくまでもフィールドの判定が優先される)
試合開始わずか7分でのチャレンジは早計に思えたが、ワンゲーム・マッチではこのくらいの博打を打つ覚悟がないとね。

ゴール手前15yに押し込まれた状況で1yもボールを進められず、3ダウン。
ここで右サイド(!)からLBミラーがQBニュートンを捕える、さらにボールまで掻き出し、ファンブルを誘発、
エンドゾーンに転がったボールを抑えたのはDEジャクソン、ブロンコスが守備で追加点を挙げた、10-0。

続いてのキックオフ、パンサーズは初めてファースト・ダウンを更新したものの、
FBトルバートがファンブル、自らリカバーし、事なきを得るがどうもパンサーズは地に足がついていない感じだ。
それでもブロンコスの3rdダウンでお返しとばかりにLBキークリーのサックが炸裂、「3&OUT」に。
この辺りからようやく眠れる豹が目覚めはじめた感じだ。



2Qに入るとパンサーズ攻撃陣はいつものランを織り込んだ軽快な攻撃でボールを進める。
最後はRBスチュワートがきれいな放物線を描いてエンドゾーンに飛び込み、10-7に。

ここで一気にキャッチアップ、あるいはTDで逆転すれば大きくモメンタムを引き寄せられたに違いない。
「3&OUT」で終わったブロンコスを追うようにパンサーズも「3&OUT」、
しかしスペシャル・チームの差が試合の流れを動かしてしまった。

ブロンコスのPRノーウッドが61yのビッグ・リターン、小兵が無人のフィールドを駆け上がった。
エンドゾーンにこそたどり着けなかったが、スーパーボウル・レコードの61yパント・リターンで大きく流れを引き寄せた。

パンサーズ14yからの攻撃、反則があり、TDこそ奪えなかったがFGの3点を追加し、13-7。
流れを掴む追加点を入れたのはブロンコスだが、TDを奪えば逆転圏内、大勢が決まったわけではない。

だが続くシリーズ、10yのロングゲインを得たトルバートだったがファンブルを喫し、今度はボールを失った。
ここではパンサーズ守備陣が踏み止まり、QBマニングのパスをインターセプト、傷を大きくすることなくボールを取り返した。

FGの3点でも返したかったパンサーズだが、DEウェアにQBサックを食らい、あえなく13-7のまま、前半を終えた。

パンサーズはボール・セキュリティ、レシーバーのドロップ、守備のタックル・ミスと基本的なミスが多過ぎる。
大舞台での萎縮か、あるいは一方的に勝ち上がって来たプレイオフの悪影響か、手綱を締め直さなくては、という印象。
一方のブロンコスはさほど冴えない攻撃をディフェンスとスペシャルチームが後押しするのはいつもの形、
僅差のゲームを凌ぎ、勝ち上がって来た地力を感じさせる、ガマンならお手のものという感じだ。

今年のハーフタイム・ショウは「COLDPLAY」、
記念大会ということで特別ゲストに「Bruno Mars」と「Beyonce」が登場する。
http://www.nfl.com/superbowl/50/guide/halftime-show



アルバムを全部持っているぐらいファンなのですが、なんだか場違いというか、
ゲスト・アーティストに食われた感が強く、彼らにとってはイマイチのステージだったかな。

ハーフタイムのアジャストを経て、パンサーズが先に点を入れればチェイシング・チームに流れは傾く。
一方、ブロンコスは堅い守備が好ポジションを得る御膳立てを待ち、地道に得点を重ねるのが勝利へのパターン。
「ディフェンスに不調なし」の言葉通り、守備の強さがこういう試合では頼りになるのだ。

後半、ボールを持ったパンサーズはテンポよく9プレイでブロンコス25yへ。
ただしここからレッドゾーンへ立ち入らせないのがブロンコス・ディフェンス、それどころか1y押し戻し、FGへ追い込んだ。
44yのFG、Kギャノの蹴ったボールは無情にも右のポールに弾かれ、NG。
点差が縮まらないことに輪をかけ、パンサーズ自体がゲームの波を捕らえられない。

パス・ドロップ、ファンブル、すでに使い切ってしまったチャレンジ、そしてこのFGミス、
前半からの小さなミスが積もり続け、パンサーズはフラストレーションという名のもとに車輪を空回りさせていく。

試合巧者のマニングがこの機を逃すはずがなく、WRサンダースに立て続けに25、22yのパスを通す。
4プレイでレッドゾーンに潜り込み、TDこそ奪えないもののFGで追加点、16-7と2シリーズ差に引き離す。

先に点を入れたかったパンサーズがFGを外し、それをあざ笑うかのような形でブロンコスがFGを決めた。

平均得点31点を誇るパンサーズにとってはまだ試合が決まる点差でも時間帯でもないのだが、
またしてもミスを犯す、QBニュートンのパスがインターセプトされ、ファンブルの後、ブロンコスがボールを得た。
しかしここではディフェンスが奮起、QBマニングをサックし、攻撃を押し留め、望みを繋ぐ。

一方、リーグ1位のブロンコス守備も黙ってはいない。
「3rd&8y」で6メン・ラッシュ、LBミラーの手がかかり、ニュートンをフィールドに沈める。
「サックしますよ」という守備隊形から本当にサックしてしまうのだから強烈な守備だ。

4Qに入ってもディフェンス戦が続く。
今度はパンサーズがパス・ラッシュ、QBマニングをサックし、ファンブルを誘うが、なんとか自身でリカバー。
「3rd&14y」でふたたびプレッシャー、今度はマニングの手にボールは戻らず、
DEケリーがリカバー、ボールを奪うパンサーズ・ディフェンスの本領発揮だ。

守備が作った好機をパンサーズ攻撃陣は得点に繋げたい。
ようやくリズムに乗り、テンポよくレッドゾーン手前のブロンコス21yまでボールを進めるが、
その先はブロンコス守備陣が行く手を阻み、立ち入らせず、結果、FG止まりで16-10。

しかし1TDで逆転できる得点差にしたことで試合はまったくわからなくなった。
なにかビッグプレイが、あるいはミスが出れば、アッという間に形勢は変わってしまうスコアだ。

ここからブロンコス、パンサーズ、ブロンコスと「3&OUT」が続き、ガマンの時が過ぎていく。
その膠着状態を打ち破ったのはブロンコス・ディフェンスだった。
「3rd&9y」でLBミラーがQBサック、このプレイでQBニュートンがファンブルし、ブロンコスがリカバー、
パンサーズ4yという好ポジションでボールを得た。

Top 10 Best Super Bowl Commercials Of 2016


試合は残り4:04、時計を使いつつ、得点を奪いたいブロンコスは執拗にRBアンダーソンのランを重ね、
最後も彼がエンドゾーンに飛び込んだ。
決めれば2TD差になる2ポイント・コンバージョンを選択、相手をあざ笑うかのようにパスが決まり、
8点を得て、24-10と差が開いた。

圧倒的な攻撃力で先行逃げ切りを演じ、後塵を拝することなく勝ち上がってきたパンサーズはもはや瓦解気味。
ポケットから白いユニフォームが割って入り、QBニュートンを追い詰める。
時間と可能性は残っていたが、若い彼らはそこにすがる強さを持っていなかった。

点差以上に実力差が露呈したゲームだった。

パンサーズ ● 10-24 ○ ブロンコス

http://www.nfl.com/superbowl/50

スーパーボウルMVPは文句なしでLBヴォン・ミラー、ドラフト2番目指名がいの一番指名を食った形に。

一昨年、リーグ最強の守備を誇るシーホークスに完膚なきまでにやられたチームが、
リーグ1位の守備を作り上げ、栄冠を勝ち取った。
またHCキュービャックはかつてブロンコス連覇の際、QBエルウェイの控えQBだったが、
今度は自らが主役となり、表彰台に上がり、ヴィンス・ロンバルディ・トロフィーを掲げた。

勝利したマニングはスーパーボウル最年長勝利QB、「最後のロデオになるかも」と語った彼の去就は今のところ不明だ。

super_bowl-51.jpg

世界最大のお祭りをもってフットボール・シーズンはジ・エンド、
9月のキックオフまでフットボール・クレイジーは長い冬眠に入る。

こちらも久々、現地取材の狼煙を上げるかな、チャンピオン・シティ・デンバーへ再訪?
あるいはNFLのニュー・フランチャイズ、LAなんてのもありかな?

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Conference Championships 2016 [Sports]

AFC.jpg

一年でもっとも質の高いフットボールが観られる瞬間。

NFLの「カンファレンス・チャンピオンシップ」、プレイオフ・トーナメントを勝ち抜き、
SUPERBOWL出場チームを決める一戦でもあるこのゲームはNFLファンの間ではそんな風に呼ばれている。
「一番はスーパーボウルじゃないの?」という疑問もあるでしょうが、
世界有数のスポーツ・ビッグイベントでもある「スーパーボウル」はあまりにも大舞台であるため、
お祭り的騒ぎの中、実力を出せずに終わる選手、チームが多く、「凡戦が多い」と言われていたんですね。

21世紀にいたると「フリー・エージェント」や「サラリー・キャップ」が浸透し、
「スーパーボウル」はチャンピオンを決める戦いにふさわしい鍔迫り合いの試合が増えつつあります。

とはいえ、16試合のレギュラー・シーズンで好成績を上げ、
ポストシーズンのトーナメントを勝ち上がって来たベストの2チームが対戦するカンファレンス決勝、
やはりVister and Homeチームで対戦するのがフットボール本来の姿。
スーパーボウルは立候補地で行われますからね、しかも地元チームは一度も出場を勝ち得てないといういわくつき。
ということでいいフットボールを観たいなら、やはりこの2試合を観ないとね。

playoff-bracket-03.jpg

まずはAFC、現地時間1月24日のCONFERENCE CHAMPIONSHIPSがキックオフ。

#2 New England PATRIOTS at #1 Denver BRONCOS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000626373/17-Patriots-vs-Broncos-Playoff-Trailer

シーズン成績は
NE 攻撃 ラン30位、パス 5位、トータル 6位
DEN守備 ラン 3位、パス 1位、トータル 1位

ケガ人だらけのペイトリオッツがリーグ1位の強力ディフェンスの網をどう掻い潜るのか、
前の試合から復帰のWRエデルマン、No.1ターゲットTEグロンコスキがカギを握りそう。

DEN攻撃 ラン17位、パス14位、トータル16位
NE 守備 ラン 9位、パス17位、トータル 9位

平均的なブロンコス攻撃が「エンドゾーンを割らせない」ペイトリオッツ守備をどう切り裂くのか。

チームをけん引するのは両チームともにNFLの歴史に名を刻むベテランQB、
ブレイディvsマニングのライバル対決、38歳と39歳の対峙はこれで17度目となる。
レギュラー・シーズンの対戦成績はブレイディの9勝3敗、ポスト・シーズンは2勝2敗、
今シーズンのW12、フォックスボロでの対戦はオーバータイムでブロンコスが勝利している。

ペイトリオッツは5年連続(!)AFCチャンピオンシップ進出となったが、
シーズン後半、ケガ人続出で調子を落とし、同じ12勝4敗ながらブロコンスにシード1位を攫われた。

現地スタジアムのフンイキはこんな感じでゴザイマス。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-11-05 (現地取材ルポ)



好調ブロンコス守備がペイトリオッツのファースト・シリーズを止めると、
ブロンコスはショットガンからの攻撃を繰り返し、ボールを進め、あっさり21yのTDパスを決めた、7-0。
互いに「3&OUT」の膠着状態に陥ったかに見えたが、ブロンコスが最初にミスを犯した。

フラットに投げたQBマニングのパスをRBヒルマンが落とす、
ペイトオッツLBフリーニーはなにげなくそのボールを拾い上げた。
この時点でフエが吹かれたため、誰もが「パス失敗」と思ったが、ここでHCベリチックが「チャレンジ」をコールした。

レビュー後に「バックワード・パス(後方に投げたもの)」と見なされ、パス失敗でなく「ファンブル」と判定が覆る。

この好機をベリチック&ブレイディが逃すはずもなく、
ブロンコス22yという好位置から21yのパスを決め、最後はRBジャクソンが1yを飛び込んだ。
あまりにあっけない同点劇、と思わせたが、ペイトリオッツも小さなミスを犯す。
PATのキックをミス、7-6とわずか32秒の同点劇に小さなトゲが刺さった。

今シーズンからキック位置が2yから15yに変更された「エキストラ・ポイント(ポイント・アフター・TD=PATともいう)」、
以前は「オートマチックに決まる」とも言われ、成功率は98%を超えていたのですね、
それが今シーズンは95%の超えるレベルに落ち、同時に「2ポイント・コンバージョン」を狙うシーンも増えてきて、
ゲーム自体はさらにスリリングになってきてます、キッカーにはたまらんだろうけど。

2Qに入り、繰り返しプレッシャーをかけられていたブレイディがインターセプトを喫する。
ペイトリオッツ16yという好位置でボールを得ると、マニングは12yのTDパスを決め、わずか3プレイで14-6とした。
今度はペイトリオッツがボルを失い、TDを許した形、
同時に「点を取らなければならない状況」でキッチリTDを奪う両ベテランQBの鋭さが光る。

ブレイディへの容赦ないプレッシャーを繰り返すブロコンス守備、
それを交わしながら、13プレイを重ねたものの、FGに留まり、14-9。

この辺りでペイトリオッツのサイドラインで使われていた「サーフェイス」に不具合発生、ちょとした珍事ですね。
NFLではかつてFAXやコピーなど紙で行われていた戦術分析や展開が数年前からタブレットに変更、
それがまさか起動しないとは、ねえ。

ブロンコスはラン・アタックを中心に攻撃を展開するがボールが進まない。
ボールを止めたペイトリオッツだが、ブロンコス守備の波状攻撃に耐えられず、ブレイディは追われ続け、叩きつけられ、
余裕のない状況で投げざるをえなかったパスがふたたびインターセプトされた。

2つ目のミスを大きなキズにすることなかったが、後のシリーズでFGを決められ、17-9で前半終了。

3Q、ブロンコスのシリーズを止めたペイトリオッツはブロンコス守備のプレッシャーを避けるため、
ショットガン・フォーメーションを繰り返し、なんとかFGに結びつけ、17-12。

ボールを進めるキー・プレイが見いだせないブロンコス、ブレイディを守り切れていないペイトリオッツ、
ハデさはないが要所要所で止めるペイトリオッツ守備、プレッシャーをかけ続けるタフなブロンコス守備、という構図が続く。

4Q、10プレイを重ね、ブロンコスがFGで追加点を重ね、20-12。
8点差という微妙な点差が残る、最初のPATの小さなトゲだ。

ペイトリオッツも11プレイを重ねるが、「4th&1」の状況でギャンブル失敗、
「3&OUT」ですぐにボールを得たものの、10プレイを費やし、「4th&6」に陥り、これも失敗に。

しかし可能性ある限り、死なないのが「王者」。

ふたたびブロンコスの攻撃を時計を止めつつ、「3&OUT」に押し込む。
頼りになるのはTEグロンコスキ、ダブルカバーをものともせず、40yのパス・キャッチを決め、ゴール前10yに。
最後もやはり相棒グロンコにキッチリTDパスを決め、20-18とキャッチアップ、同点へのシナリオだ。

しかしシナリオは完結していない、ここで「2ポイント・コンバージョン」を決めなくてはならない。
WRエデルマンへのパスはインターセプト(プレイ終了となる)、幕は降ろされた。

最初のPATが決まっていれば、このシーンもキックの1点でカンタンに決まっていたことだろう。
試合早々のミス、小さなトゲが最後までペイトリッツを苦しめた。

シーズン後半の敗戦でシード1位を奪われず、ホームゲームならば、キックのミスも生じなかったかもしれない。
最後のプレイはレギュラー・シーズンから続いているストーリー、「王者」のハッピー・エンディングとはならなかった。

●#2ペイトリッツ 18-20 ○#1ブロンコス

NFC.jpg

AFCチャンピオンシップの表彰式、ブロンコスの面々が歓喜に浸り、紙吹雪が舞う中、
NFCのCONFERENCE CHAMPIONSHIPSがキックオフ。

#2 Arizona CARDINALS at #1 Carolina PANTHERS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000626350/Capture-the-Crown-Cardinals-vs-Panthers

ARI攻撃 ラン 8位、パス 2位、トータル 1位
CAR守備 ラン 4位、パス11位、トータル 6位

圧倒的なパス攻撃で勝ち進んできたカーディナルズ、
ターンオーバー・レシオのいいパンサーズ守備からボールを守れれば勝機が見える。

CAR攻撃 ラン 2位、パス24位、トータル11位
ARI守備 ラン 6位、パス 8位、トータル 5位

QBニュートンも交えたラン・アタックが冴えるパンサーズをバランスのいいカーディナルズ守備陣が抑え込めるか。

シーホークス戦で見せた試合開始からの爆発力を発揮すればパンサーズが有利、
カーディナルズ守備は「調子に乗らせると性質が悪い」攻撃をいかに早く食い止めるかだ。
「先行逃げ切り」を許しての試合展開はホーm・パンサーズの得意とするところ。
QBパーマーとWRフィッツジェラルドのベテラン・コンビが輝ければビジターのカーディナルズに光明もある。
NFC1、2位の対戦だけにバランスのいい成績が並び、好ゲームが予想されるが。



キックオフ、カーディナルズはあっさり「3&OUT」、
パンサーズはノーハドルを駆使し、パスを重ね、あっさりFGで先制した、3-0。
得意のパス攻撃が決まらず、ボールが進まないカーディナルズを尻目に、
今度はラン・アタックを繰り返し、最後はWRギンへのエンド・アラウンド、
左端に走り、右端に走り、フィールド全部を使ってエンドゾーンに駆け込んだ、10-0。

続くシリーズもパーマーのパスは定まらず、レシーバーの落球も多い。
あざ笑うかのようにパンサーズは14yのTDパス、わずか3プレイでTDを奪い、17-0。

1Qですでに3シリーズの差がつき、シーホークス戦の残像が思い浮かぶ。

2Q、キャッチアップしなくてはならないカーディナルズが先にミスを犯す。
QBパーマーがサックを食らい、ファヌル、リカバーしたのはLBキークリーだ。
しかしここでカーディナルズ守備陣が奮起し、パンサーズを「3&OUT」に仕留める。
攻撃陣もようやく目を覚ましたか、10プレイ、6:03かけ、エンドゾーンにボールを持ち込んだ、17-7。

続いてのシリーズも「3&OUT」に留めたが、今度はスペシャル・チームにミスが出た。
PRピーターソンがファンブル、パンサーズにボールを奪われた。
一戦必勝のポストシーズンではスペシャル・チームのミスはゲームを左右するキズに。
ボールを取り戻したパンサーズは2ミニッツを挟み、QBニュートンが飛び込み、TD、24-7。

前半残り1:56、少しでもキャッチアップしたカーディナルズだが、
ふたたびQBパーマーがサック、ファンブルしたボールはパンサーズの手中に。
しかしつづいてQBニュートンのパスをさきほとパントでミスをしたCBピーターソンがインターセプト、
パンサーズ22yという好ポジションでFGは確実だったが、
なんと次のプレイでQBパーマーがエンドゾーンに投げ込んだパスはインターセプトを喫した。

ボールは二転三転、ドタバタと落ち着かないまま、24-7のまま、前半終了。

後半のファースト・シリーズ、パンサーズをしっかり止め、反撃の狼煙を上げたいところだが、
11プレイ、7:10を費やし、FGを決められ、27-7。
すかさずキャッチアップしたいカーディナルズだが、続くシリーズは「3&OUT」、
自分たちのフットボールを取り戻せていないまま、後半も発進となった。

一方、ノリノリになっているパンサーズは8プレイ、4:11で最後はQBニュートンがエンドゾーンへ飛び込み、34-7。

フットボールの点差としては絶望的な4シリーズ差の点差を抱えたまま、4Qへ。
リズムに乗っているパンサーズ、攻撃のキーを見出せないカーディナルズに点差が重くのしかかる。

それでもカーディナルズは3Qから続いたシリーズを21yのTDパスで実らせ、2ポイント・コンバージョンも決め、34-15。
カーディナルズ守備陣はしっかり仕事をこなし、調子づくパンサーズ攻撃を「3&OUT」で止めた。
ところがパスでリズムを掴めないQBパーマーがゴールライン前に投げ込んだパスがインターセプト、
リーグ1位のインターセプト数を誇るパンサーズ・ディフェンスの本領発揮。

パンサーズ16yではじまったシリーズもキッチリボールを運び、エンドゾーンにTDパスを決めた。
もはやスーパーボウル用の演習か、と思わせる意味のない2ポイント・コンバージョンも決まり、42-15。

すでに勝敗は決したものの、カーディナルズは一矢報いたいところ、
だが最初のプレイで投げたパスはLBキークリーの手中に収まり、そのままエンドゾーンを駆け抜け、49-15。
傷口を大いに広げただけで終わった。

7ターンオーバー、終わってみればパンサーズはディフェンスもオフェンスも独壇場、
QBパーマーは4インターセプト、レーティング43,2というベテランとは思えない惨憺たる数字だけが残った。

●#2カーディナルズ 15-49 ○#1パンサーズ

SB50.jpg
第50回SUPERBOWLの対戦は3年連続で#1シードの対決に。
最多出場となるブロンコスの出場成績は3勝5敗、パンサーズは0勝2敗。

試合後のフィールドでHCベリチックに「最後のロデオになるかも」と語ったQBマニング、
「勝利して引退」の「マニング・ボウル」などとメディアは書き立てる。
あるいは今シーズンの話題の中心に居続けたQBニュートンとパンサーズ、
ポストシーズンの2試合のようにハフな勝利で最後のゲームを飾れば「ニュートン・ボウル」か。

SUPERBWL 50は新設した49ersの本拠地、サンタクララのリーバイス・スタジアムで行われる。
http://www.nfl.com/superbowl/50 (SUPERBOWL 50)

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Divisional Playoff 2016 [Sports]

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4試合すべてシード下位チームの勝利というNFLプレイオフ史上初のデキゴトで終わったWILD CARD PLAYOFF。

いよいよシード1位、2位という真の実力者が登場、番狂わせを演じたチームをホームで迎えます。

これまたNFLポスト・シーズンの妙で、
#シード上位が常にホーム開催権を有する。
#同じく上位チームがもっとも下位のチームとの対戦権を持つ。
#シード1、2位は1週間BYE(休養)でディビジョナル・プレイオフから登場。

そのため好成績のチームでも上位シードを得たいがため、レギュラー・シーズン最終戦まで気を抜けない。
うまくできたシステムはシーズン終盤の「消化試合」をなくす牽引力にもなっている。

運よくポスト・シーズンに滑り込んだとしても、高い壁を乗り越え続けなければならない。
レギュラー・シーズンの成績がしっかり反映されるため、
プレイオフ・トーナメントを勝ち上がっていくのは至難の業でもあるのですね。

ちなみにNFLではホームチームの勝率が6割弱、
フィールド、ターフ、気温、ファンの声援が相まって勝利を左右する要因に。
同時に経営陣にとってはレギュラー・シーズンわずか8試合のホームゲームにボーナス・ゲーム出現、
プレイオフが地元で開催されるとなれば大きな収益がもたらされるわけでもあります。


現地時間1月16日のDivisional Playoff Games、まずはAFCからキックオフ。

#5 Kansacity CHIEFS @ #2 New England PATRIOTS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000622466/The-Drop-Back-Chiefs-vs-Patriots-Movie-Trailer

シーズン成績は
KC攻撃 ラン 6位、パス30位、トータル27位
NE守備 ラン 9位、パス17位、トータル 9位

ラン・アタックが中心となるKC攻撃陣がトータルで数字のいいNE守備をどう崩すのか。

NE攻撃 ラン30位、パス 5位、トータル 6位
KC守備 ラン 8位、パス 9位、トータル 7位

多彩なレシーバー陣に投げ分けるQBブレイディにどうプレッシャーをかけるか、

チーフスは開幕から1勝5敗と低迷、しかしその後、11連勝を積み上げ、
プレイオフで勝ち星を挙げるという快挙、NFL初の記録を刻んだ。
連勝中は28得点、12失点という完ぺきな数字、
ターンオーバー・レシオは+20、この数字通り、ペイトリオッツからボールを奪えれば勝利も転がり込む。

負傷欠場の間に新星キャパニックに先発QBの座を奪われ、サンフランシスコを追われたQBスミス、
勝ち越しチームは作り上げたものの、プレイオフで勝てず、フィラデルフィアを追われたHCリード、
彼らは「王朝」ペイトリオッツのHCベリチック&QBブレイディのコンビを打ち倒さない限り、安住も保障されない。

キックオフ直後のシリーズ、ペイトリオッツは当然のようにドライブを重ね、TD。
対するチーフスも根気よくボールを運ぶがFGで終わり、7-3。
共に「3&OUT」の後のシリーズ、ペイトリオッツは当然のようにTDを重ね、
チーフスも負けじとボールを進めたが、やはりFGの3点止まりで、前半14-6で終了。

後半のキックオフ・シリーズ、チーフスは1stダウンを重ねるが、ファンブルでボールを失う。
プレイオフ慣れした「王者」がこのミスを見逃すはずもなく、わずか5プレイでTD、21-6と傷口をえぐる。

しかしチーフスは音を上げず、12プレイを重ね、TDを奪い、21-13と食い下がった。
その後、ペイトリオッツをなんとかFGに押し留め、24-13、
ところがキャッチアップしなくてはならないその後のシリーズが「3&OUT」、
しかもWRアメンドラに22yのパント・リターンを喫し、FGに結び付けられ、27-13に。

差は開いたものの、2TD奪えば同点、時計も10分以上残っていたが、ハーフウェイ近くでインターセプトを喫した。
FGでも奪われればダメ押しになったが、ここでチーフス守備陣が奮起、ペイトリオッツを「3&OUT」に抑え込んだ。

守備陣の期待に応え、直後のシリーズでTDを上げ、27-20、
しかし16プレイで5:16も消費させられたのは「王者」の試合運びの巧みさか。
あるいはイーグルス時代から指摘されていたHCリードの「タイム・マネージメント」の悪さが露呈したか。
残り時間1:13、チーフスはオンサイド・キックに運命を委ねるが、
ボールはWRグロンコウスキーの手中に収まり、リード&スミスの再起コンビのシーズンは終わった。

ボールを奪ってペースを掴みたかったチーフスだが、ターンオーバー・レシオ-2では勝負にならない。
とはいえ、2度のターンオーバーでこの得点差ならチーフス攻撃陣は奮闘したといっていい。
「ボールは進めても得点はさせない」ペイトリオッツ守備陣の巧妙さ、チーフスは煙に巻かれた感が強い。
ゲームをコントロールした「王者」、相手ペースで試合をさせられていた「酋長」、そこには結果以上の差があった。

#5チーフス● 20-27 ○#2ペイトリオッツ



続いてNFC。

#6 Green Bay PACKERS @ #2 Arizona CARDINALS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000622631/Red-Beckoning-Packers-vs-Cardinals

GB 攻撃 ラン12位、パス26位、トータル23位
ARI守備 ラン 6位、パス 8位、トータル 5位

崩壊気味のパッカーズOLが好調カーディナルズ守備陣のプレッシャーからQBロジャーズを守れるか。

ARI攻撃 ラン 8位、パス 2位、トータル 1位
GB 守備 ラン21位、パス 6位、トータル15位

勝負のカギはパッカーズ守備陣が威力あるカーディナルズの攻撃からボールを奪い取れるかにかかる。
W16の対戦ではQBロジャーズに8サックを浴びせ、カーディナルズが38-8と圧勝、
長いシーズンを戦い抜いたオフェンス・ラインにはケガ人も多く、不安がつきまとう。
一方のQBパーマーはポスト・シーズン0勝2敗、未だプレイオフに勝ったことがないQBだ。
ベンガルズ時代にわずか2プレイで負傷退場、などという悲運もあったが、
NFLではどんなに好成績を残してもポスト・シーズンで勝てない限り、評価はされない。

オープニング・ドライブはともに「3&OUT」、
続くシリーズ、パッカーズ・テリトリーでボールを得たカーディナルズはテンポよくパスを決め、
ゴール前10yにボールを進める。
4th&1の状況に陥ったが、FGを選ばず、「ギャンブル」を選択し、最後はTDパスに結びつけ、7-0。
NFLのHCキャリア3年目のアリアンズだが、一戦必勝のゲームを逃さない勝負師の一面を見せる。

一方のパッカーズはノーハドルで攻撃のリズムを掴み、ボールを進め出した。
エンドゾーンを狙ったパスをインターセプトされ、100yリターンTDを食らったが、
これは相手の反則で事なきを得るとこのシリーズをFGに結びつけ、7-3。

ノーハドルを重ねつつ、ロジャーズへのプレッシャーを避けるかのようにショートパスを繰り出し、
前半ラストにFGを決め、7-6で折り返しとなった。

後半も試合開始時と同じように互いに「3&OUT」の静かな動き出し。

再びパッカーズはノーハドルでペースを作り出すと、RBレイシーが61yのビッグ・ゲイン。
TDパスでこのシリーズを締めくくり、13-7と逆転に成功した。
続くカーディナルズの攻撃をゴール前10yで止め、FGに抑え、13-10とリードのまま、最終クォーターへ。
パッカーズのランプレイは効果的に展開し、カーディナルズのランが出ない展開が続いている。

4Q、2プレイ目、再びゴール前10yに迫ったQBパーマーが繰り出したTDパスはCBランドールがインターセプト。
しかしここでカーディナルズ守備がパッカーズをがっちりと止め、FGレンジに踏み込ませず、
追加点を許さず、頼りになるところを見せた。
これに応え、14プレイを重ね、7:09を費やし、ボールを進めた。
最後はエースWRフィッツジェラルドに投げ込んだパスが弾かれたものの、WRフロイドの手に収まる幸運で17-13に。

残り3:44、QBロジャーズには十分すぎる時間が残っていたが、
目を覚ましたアリゾナ守備陣が追い込み、パッカーズ25y上での「ギャンプル」も許さず、
逆に好位置を得て、FGで追加点を重ね、20-13となった。
ただしこの点差で追加された3点はほとんど意味がない、といっていい。
翻せばゴール前25yでTDを奪えなかったカーディナルズ攻撃の小さなミスだ、
TDを奪われれば7点が入り、同点にされる可能性が残ったのだから。

残り1:50、パッカーズ14yではじまったシリーズ、懸念していたOLがここで瓦解、
2ndダウンでサックを食らい、パッカーズ4yに退いた。
しかしカーディナルズ守備陣は緩んだのか、残り0:55、4thダウン・ギャンブルで60yのパスが通される。
さらに残り0:05、ゴール前41yからエンドゾーンに投げ込まれた「ヘイル・メアリー・パス」は、
WRジャニスの手に収まった。(ヘイル・メアリー=マリアに祈るの意)

20-20、試合はオーバータイム(OT)へ突入。

OTは改めてコイントスからはじまるが、ここでレフェリーが投げたコインが回転しないまま、地面に落ちるという珍事が。
やり直してカーディナルズのボールとなり、OTのキックオフ。
(OTではFGで先制した場合、相手にも攻撃権が与えられるが、TDを奪った場合、サドンデスでゲーム・エンドとなる)

ファースト・プレイ、WRフィッツジェラルドへのショート・パスが75yのビッグプレイに。
ゴール前5y、続いて彼にパスをするが失敗、さらに彼に投げ込み、タッチダウン、26-20で幕を閉じた。

#5パッカーズ● 20-26 ○#2カーディナルズ



現地時間1月17日、両カンファレンスともにシード1位が登場、
これは今シーズン一番強かったチームのお出まし、ということですね。

#6 Seattle SEAHAWKS at #1 Carolina PANTHERS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000622626/Dawn-of-Champions-Seahawks-vs-Panthers

SEA攻撃 ラン 3位、パス20位、トータル 4位
CAR守備 ラン 4位、パス11位、トータル 6位

エースRBリンチを欠きながらこのラン成績を残したシーホークス、数字以上に安定したパンサーズ守備との対峙は見もの。

CAR攻撃 ラン 2位、パス24位、トータル11位
SEA守備 ラン 1位、パス 2位、トータル 2位

4年連続リーグ最少失点を誇る強靭なシーホークス守備、QBニュートンの足が切り裂くのか、あるいはパスで不意を衝くか。

W6の対戦では終了間際にパンサーズが逆転TDを上げ、27-23で勝利、
しかしシーズン序盤のゲーム・データはあまりアテにならないといっていいでしょうね。
シアトルはこの試合からRBリンチが2ヶ月ぶりにケガから復帰、
好調パンサーズのラン守備を「ビースト・モード」が打ち砕くか、QBウィルソンの足もあり、興味は募る。

ファースト・シリーズ、パンサーズは最初のラン・プレイで59yゲイン、
ラン守備1位を誇るシーホークス・ディフェンスにとっては「まさか」の失態。
直後にファンブルを見舞うが、パンサーズがリカバー、ホームチームに多少のツキがあるようで。
落ち着かないオープニング・ドライブと思う間もなく、4プレイ目にあっさりTDラン。
堅守のシーホークスからいとも容易く先制点を奪い、7-0。

さらにシーホークスのオープニング・ドライブ、なんと2プレイ目にインターセプトを喫し、しかもリターンTDをくらう。
シーズンわずか8インターセプトのQBウィルソンの「まさか」である。
試合開始3:22でパンサーズが14-0と苦もなくリードを奪ってしまった。

こうなるとホームチームは勢いづく。
ノーハドルで相手に余裕を与えず、RBスチュワートのラン・アタックが効果的にゲインを生み、ファーストダウンを重ねる。
ゴール前1yからスチュワートがダイブし、TD、2Q開始早々で21-0と大きく差をつけた。

直後のプレイでなんとまたインターセプト、好ポジションでボールを得ると、これをFGに繋げ、24-0。
シーホークスはOLが押され気味でQBウィルソンにプレッシャーがかかる、ここまではパンサーズ守備陣のペースだ。

パンサーズ攻撃陣はラン・アタックを重ね、ヤードを稼ぐ。
ラン守備1位のチームにランで仕掛けるなどかなり大胆だが、バリエーション豊かなラン攻撃が功を奏している。
こうなるとパスも威力を発揮、ゴール前19yからTDパスが通り、31-0、
シーホークス守備は目覚めぬまま、攻撃陣はギャンブル失敗、FGもミスに終わり、この点差で前半を折り返すことに。

その鬱屈を晴らすかのように、3Q最初のシリーズ、シーホークスはわずか4プレイでWRカースへTDパスを通した。
ノーハドルで攻めるパンサーズを押し留め、返す刀で今度はWRロケットへTDパス、31-14と猛追を見せる。
ノーハドルでリズムを掴み出したシーホークス、ノーハドルが実らなくなってきたパンサーズ、
対する守備の適応力の差が滲み出てくる。

4Qに入っても同じような条項が続き、シーホークス守備はFGレンジにすら踏み込ませない。
その奮起をエネルギーにして、リズムを取り戻した攻撃陣はふたたびWRカースへTDパス、これで31-21。
見えなかったヒョウの背中が見えてきた。

試合時間は残り6:04、早々にボールを奪い、攻撃に切り替えたいシーホークス、
時間を消費すればいいだけのパンサーズはなんとか3:04を食いつぶし、ボールを委ねた。
すっかり目覚めたシーホークス攻撃陣だったが、時計を止めつつ、ボールを進めたが、
1:37、11プレイでFG止まり、31-24。

TDを奪っていれば一気に逆転までのストーリーが見えたシリーズだったが、残念ながら息切れ、終幕の気配。
残り1:12でオンサイド・キックに希望を託したが、ボールは戻ってこなかった。

#6シーホークス● 24-31 ○#1パンサーズ



#6 Pittsburgh STEELERS at #1 Denver BRONCOS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000622458/The-Shadow-of-Colossus-Steelers-vs-Broncos

PIT攻撃 ラン16位、パス 3位、トータル 3位
DEN守備 ラン 3位、パス 1位、トータル 1位

ブロンコス好調の立役者であるディフェンスにこれまた好調を支えたスティーラーズ攻撃陣がいかに挑みかかるか。

DEN攻撃 ラン17位、パス14位、トータル16位
PIT守備 ラン 5位、パス30位、トータル21位

エースQBをケガで欠く間、好調を維持したQBオスワイラー、しかしここからはQBマニングが復帰、吉と出るか凶と出るか。

「スティール・カーテン」の面影なく、オフェンシブなチームに生まれ変わったスティーラーズ、
ただワイルドカード最後のプレイでWRブラウンが脳震盪、エース・レシーバーの欠場がどう響くか。
一方のブロンコスは平均的な攻撃を「オレンジ・クラッシュ」ディフェンスが支える。
スティーラーズOLが前週、傷んだQBロスリスバーガーを守り切れれば、勝機が見えてくる。

2013年シーズンに取材で訪れたフィールドなので、感慨深い「スポーツ・オーソリティ・フィールド・アット・マイルハイ」、
この日は風が強く、レシーバーやキッカー泣かせ。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06 (デンバー現地取材ルポ)

スティーラーズのファースト・シリーズを「3&OUT」で止めると、あっさりFGで先制し、3-0、
ボールは進まないながらも相手を押し込み、好フィールド・ポジションを得て、さらにFGを重ね、6-0。

リズムに乗れなかったスティーラーズだったが、23y、40yとロングパスを通し、
最後は1yを押し込み、7-6と逆転に成功し、1Qが終わる。

続いてのシリーズ、ブロコンスを「3&OUT」で止めると、
58yのパスなどを挟み、FGで追加点を重ね、10-6。

ともにキープレイが見い出せない、ゲインも得られないがミスもない堅実なフットボールが続き、
前半終了時にブロンコスがFGでキャッチアップ、10-9で折り返すことに。
格下でアウェイのスティーラーズにすれば、リードを奪い、前半を終えられるのは上出来か。

後半もブロンコスの攻撃を止めたスティーラーズがFGを重ね、13-9に。
ふたたび膠着状態の中、今度はブロンコスがFGを返し、13-12で3Qを終えた。

ガマンが続いたゲームの中で最初にミスを犯したのはスティーラーズ、
残り時間10:00、RBトゥーサントがファンブルし、ボールを失った。

この好機を勝負慣れしたQBマニングが見逃す理由はなく、慎重に、堅実に、丁寧にボールをエンドゾーンに運び込んだ。
13プレイを重ね、6:52を費やす、この試合でもっとも長いドライブだ。

残る時計は3:00、ビッグ・ベンの右腕に望みを賭けるが、
エース・レシーバーを欠き、キープレイが見いだせない状況に彼だけでどうにかなるわけでもない。
2ミニッツを切った後、試合終盤までタフなブロンコス守備陣がQBロスリスバーガーをサック、
4thダウン・ギャンブルの芽を摘んだ。

ブロンコスは好ポジションから苦労せずにFGで追加点を上げ、23-13、
スティーラーズも負けじと49y、22yとロングパスを通し、FGに繋げ、23-16と1TD差に縮め、
オンサイド・キックにわずかな望みを残すが、事はそううまく運ばず、ジ・エンドとなった。

#6スティーラーズ● 16-23 ○#1ブロンコス

playoff-bracket-02.jpg

すべてアップセットとなった前週と異なり、シード上位が順当勝ち。
レギュラー・シーズンの成績が反映されるシード1、2位は伊達ではない。

とはいえ、4試合ともに1TD以内差(1シリーズ差)という競り合いで観戦する側としてはもう垂涎もののゲームばかりでした。

AFCは万全王者ペイトリオッツと強靭守備ブロンコスが対峙、
NFCはベテランがけん引するカーディナルズと若い爆発力を誇るパンサーズ、どちらも楽しそうなカードですねえ。

翌週は「一年で一番おもしろいフットボールが観られる」というカンファレンス・チャンピオンシップ・ゲーム。
(近年はだいぶ解消されてきたが、俗に「スーパーボウルは凡戦が多い」というのがNFLファンの定説)
まだまだヨダレは止まりそうにありませんぜ。

Are You Ready for Some Football????


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Wildcard Playoff 2016 [Sports]

wildcard.jpg

1月はフットボール・ファンにはたまらない季節です。

NFL PLAYOFF GAMES、16試合のレギュラー・シーズンを終え、
各カンファレンスの地区優勝を勝ち取った4チームに勝率上位=ワイルドカードの2チームを加え、
「一戦必勝」、負ければシーズン・エンドのプレイオフ・トーナメントがはじまります。

9月に32チームではじめられるレギュラー・シーズンも、
ポスト・シーズンに駒を進められるのは、12チームのみ。
公式戦16試合に勝ち残った強いチーム同士がぶつかるのですから、
質の高い試合だけが毎週、繰り広げられていきます。

Road To SUPERBOWL、ちなみに今年は50回を数える記念大会、
プレイオフ・ロゴにもゴールドが入り、スーパーボウル・ロゴはローマ数字だと「L」になってしまうので、アラビア数字表記に。



現地時間1月9日のWILDCARD Weekend、まずはAFCからキックオフ。

最終戦までコルツと争い、9勝7敗でAFCサウス優勝を勝ち取り、シード4位を得たテキサンズ、
対するは11勝5敗と好成績でワイルドカードの座を得たチーフスがシード5位で敵地に乗り込みます。

#5 Kansas City CHIEFS @ #4 Houston TEXANS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000618565/Demoni-Risorti-Chiefs-vs-Texans

シーズン成績は
KC 攻撃 ラン 6位、パス30位、トータル27位
HOU守備 ラン10位、パス 3位、トータル 3位

J.J.ワットを中心としたアグレッシブなHOU守備陣をKC攻撃陣が地道なラン・アタックで交わせるか。

HOU攻撃 ラン15位、パス18位、トータル19位
KC 守備 ラン 8位、パス 9位、トータル 7位

バランスのいいKC守備に特徴のないHOU攻撃陣がどこまで食い下がれるか、
レギュラー・シーズンの成績だけで記すとそんな感じが想像されますが。

「一戦必勝」のプレイオフKCは1993年以来、勝利がなく、出ると負けの7連敗中。
前回の勝利はJ・モンタナ、M・アレンの両ベテランが在籍した対オイラーズ戦(懐かしい)、
現NRGスタジアムの隣に今も残る「アストロドーム」でのこと。

ちなみにテキサンズが生まれた年、旧称「リライアント・スタジアム」でのトレーニング・キャンプ取材に出向いたっけ。
世界初のドーム球場「アストロスタジアム」はすでにイベントや展示会場に、広大催し物会場ですな。

試合はというと7、6、7、10点と毎クォーター、得点を重ねたチーフスの圧勝、
というかテキサンズQBホイヤーが完全に試合を壊してしまいました。
パスは通らない、4INTは許すわで、もうヒドイ有り様、フットボールになっていません。
返してみればそれだけNFLのプレイオフはタフなプレイを求められるということでしょうか。

プレイオフに勝てず、イーグルスを追われたHCリードがどこまで変わったか、観たかったんですけどね、
それ以前にテキサンズ攻撃陣が勝手に瓦解、シャットダウン負けを喫するという屈辱で幕引き。

#5チーフス○ 30-0 ●#4テキサンズ



#6 Pittsburgh STEELERS @ #3 Cincinnati BENGALS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000618660/The-Cincinnati-Sequence-Steelers-vs-Bengals-Trailer

PIT攻撃 ラン16位、パス 3位、トータル 3位
CIN守備 ラン 7位、パス20位、トータル11位

「ビッグ・ベン」が繰り広げる多彩なパス攻撃をCIN守備陣がどう止めるか。

CIN攻撃 ラン13位、パス15位、トータル15位
PIT守備 ラン 5位、パス30位、トータル21位

かつての「スティール・カーテン」はどこへやら30位と低迷するPITパス守備をどう突くか、
同地区のライバル同士、互いによく相手を知るだけに「一戦必勝」のゲームでどう打って出るかに注目。

チームは好成績を重ね、5年連続プレイオフをものにしているベンガルズですが、
「24年シーズンプレイオフ勝利なし」という不名誉な記録を1位タイでライオンズとともに背負っている。
あの「SuperBowl XXIII」の「The Catch」で敗れて以降、プレイオフに勝てない。
う~ん、こちらでもやっぱり「モンタナ」の名が出てきましたね。

エースRBウィリアムズを欠きながらもQBロスリスバーガーの巧みなパスで攻撃展開、地道に得点を重ねていく。
片やエースQBダルトンの代役としてシーズン終盤をけん引したQBマキャロン、
手の内を知る同地区のライバル相手に苦戦し、得点を上げることができず、気づけば15-0と一方的な展開。

とはいえスコアは2シリーズ差、(NFLでは一時に最大8点獲得できる)
しかも3Q終了間際にロスリスバーガ―がサックを受け、右肩負傷でフィールドを外れると流れは一気にベンガルズへ。

4Q早々にTDを奪い、さらにFGを重ね、15-10と猛追、
さらには2ミニッツ・ウォーニングを終えたところでエースWRグリーンにTDパスが通り、
16-15と逆転(2ポイント・コンバージョンは失敗)に成功した。

プレイオフで勝てないHCマーヴィン・ルイスに勝利の女神が初めて微笑むのかと誰もが思った、
あとはランプレイで時間をツブせばいいだけ、地味に試合は終了に向かっていくはず。

しかし試合時間残り1:36、最初のランプレイでボールをファンブル、奪われると、
ベンガルズの面々はボールだけでなく、すべてを見失っていった。

ここからビッグベンがフィールドに復帰、しかしボールはPIT9y地点。
CIN守備はこれをしっかり止めれば、後は時計が進むのを待つだけなのだが、
CIN47yまでボールが進むだ残り22秒、CIN守備がくだらないラフプレイで15yのペナルティ、
さらにプレイ後にコーチを小突き、15yのペナルティを重ねられた。

プレイ中+プレイ後のファールで30yって初めて見たかも、PITは苦労なく30y進み、あっさりFG成功、
フィールドの選手によって女神は彼方に見送られ、HCルイスは不本意にも「勝てないHC」の座を維持した。
同地区のライバル対決はあまりにも「愚かなる敗戦」で幕を閉じた。

#6スティーラーズ○ 18-16 ●#3ベンガルズ



翌10日、NFCがキックオフ。

#6 Seattle SEAHAWKS @ #3 Minnesota VIKINGS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000618711/Show-Down-Seahawks-vs-Vikings

SEA攻撃 ラン 3位、パス20位、トータル 4位
MIN守備 ラン17位、パス12位、トータル13位

エースRBリンチを欠きながらも破壊力を保つSEA攻撃を止め、「パープル・ピープルイーター」の再興となるか。

MIN攻撃 ラン 4位、パス31位、トータル29位
SEA守備 ラン 1位、パス 2位、トータル 2位

リーグ1位のSEA守備網をNFLリーディング・ラッシャーRBピーターソンが切り裂けるか。

常勝パッカーズを抑え込み、ノース地区優勝を勝ち取ったバイキングス、
対するシーホークスは一昨年の王者ながら、昨年はSBで苦汁を舐め、捲土重来を誓う。
ひと月前のW13の対戦では最強守備陣が1,485y走ったピーターソンをわずか18yに抑え込み、38-7と完勝。
MIN攻撃成績の極端な数字はピーターソンの影響、良くも悪くも彼の足にすべてがかかると言ってもいい。

リーグ1位守備VSリーディング・ラッシャーの対決は通算6勝4敗、こういうデータが出てくるのもNFLらしい。

2013年、取材に訪れたバイキングスのホーム「メトロドーム」は老朽化が進み、立て替えに。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-10-15 (ミネアポリス現地取材ルポ)

「ミネアポリス郊外に10万人規模の新スタジアム」というプランは住民投票で却下され、
ダウンタウンど真ん中にあるメトロドームの跡地に新ドームを造る計画に差し替えられた。
新居「USバンク・スタジアム」は2016年完成予定、
それまでミネソタ大学のスタジアム「TCFバンク・スタジアム」で間借り生活、というわけです。

ここミネアポリスはアメリカでも貴重な4大スポーツのフランチャイズを有し、
しかもいずれの本拠もダウンタウンにあるというスグレモノ。
市民はバイキングスを遠くに置きたくなかったのですね、
ダウンタウンで全部訪れることができるのって、こことデンバー、シカゴぐらいですからね、
これまた貴重であり、レンタカーも必要としないので日本からの観戦旅行にはオススメの都市ですよん。

この屋外スタジアム、この日は-21度と冷え込み、NFL史上3番目の寒さを記録。
このホームで戦い続けたので「ドーム・チーム」とは言い難いが、寒さの影響が試合に出ないといいですが。

4年連続リーグ最少失点を誇るSEA守備陣が堅牢さを誇り、3-0とバイキングスのリードで前半終了。
3QもバイキングスがFGを重ね、9-0としたものの、ロー・スコア・ゲームは好守備チームのペースだ。

4Q11:41にWRボールドウィンへのTDパスで9-7と反撃の狼煙が上がると、
直後のシリーズでRBピーターソンのファンブルでボールを奪い取った。
現役2位のファンブル記録を持つ彼を狙ってボールを掻き出したSEA守備の巧妙さが光る。

きっちりボールを進め、FGで10-9と逆転、しかし試合時間はまだ8:04残っている。
互いにボールを進められず、一進一退の状態から先のボールをFGエリアまで進めたのはバイキングス、
そして最後にはSEA9yまでボールを進め、来乗り26秒、27yのFGトライ。
プロ・キッカーなら「目をつぶっても」の距離が左に外れ、バイキングス今年の快進撃がここで途絶えた。
来シーズン、新スタジアムでのさらなる好成績に期待がかかるが、キッカーの首は挿げ替えられてるでしょうねえ。

#6シーホークス○ 10-9 ●#3バイキングス



#5 Green Bay PACKERS @ #4 Washington REDSKINS
http://www.nfl.com/videos/movie-trailers/0ap3000000618735/House-of-Wild-Cards-Packers-vs-Redskins

GB 攻撃 ラン12位、パス26位、トータル23位
WAS守備 ラン26位、パス25位、トータル28位

QBロジャーズのパス攻撃を奮わないWAS守備バックスがどこまで止めることができるか。

WAS攻撃 ラン20位、パス11位、トータル17位
GB 守備 ラン21位、パス 6位、トータル15位

プレッシャーをかかるなか、チームの牽引者でもある新星QBカズンズがどれだけ数字を残せるか。

パッカーズの課題は崩壊気味のOLラインの立て直し、優秀なパサーもOLの保護下になくてはパスもままならない。
誰も予想できなかったレッドスキンズの快進撃、地区内の他チームが全部コケた、という言い方もあるが、
勝ち越しまで星を重ねたのはフロックではないでしょう。
ポスト・シーズンで化ける可能性を秘めているのはこういった若いチームですね。

その快進撃を裏付けるかのようにまずはレッドスキンズ守備陣がセイフティで先制の2点をゲット、
やはりパッカーズOLラインは心もとなしかな。
引き続きボールを持ったまま、WRジャクソンへTDパスが通り、一気呵成に優勢に持ち込むかと思ったが、
リプレイの末、ボールがエンドゾーンを通っておらず、TDは無効に覆った。
結果、FGの3点に終わり、5-0となったものの、レシーバーの小さなミスで勢いに乗り損なった感が強い。

その後、TDを奪うもキック失敗で11-0、リードを広げたように思えるが、小さな失敗を重ね、イヤな影が潜み続ける。
案の定、前半終了までにパッカーズにTD、FG、TDと重ねられ、17-11とあっさりひっくり返された。
あのTDが取れていれば、キックが入っていれば、そう言っている間にプレイオフでは負けていく。

それでもカズンズは後半開始早々にTDパスを決め、18-17と逆転、「インターセプトの少ないQB」が本領発揮だ。
しかし高い攻撃力を誇るパッカーズはその後のシリーズでTDを奪い返し、24-18、
さらに4QにTDを重ね、2ポイント・コンバージョンも決めて、32-18。
一方のレッドスキンズはボールは進むが得点を奪えない、プレイオフ慣れしたパッカーズ守備陣のうまさが光る。

ヤードを稼げるキー・プレイを見出せないレッドスキンズにパッカーズはFGでダメを押し、35-18。
インターセプトなしのQBカズンズは329yを投げ、210yのQBロジャーズを上回ったが、
残念ながらフットボールは得点を奪い合うゲーム、若き星は初戦で膝を屈した。

#5パッカーズ○ 35-18 ●#4レッドスキンズ

playoff-bracket-01.jpg
プレイオフでロード4チームが勝利したのはNFL初のデキゴト。
とはいえ、レギュラー・シーズンの勝ち星を並べれば実力差は明白でしたね、「地区優勝」はあくまで冠のひとつ。
我を失い、自らゲームを落としたベンガルズ、小さなミスで星を取りこぼしたバイキングスが悔やまれますねえ。

さあて、さらに質の高いフットボール・ゲームが観られるのはこれからですぜい。

Are You Ready for Some Football????


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SUPERBOWL XLIX [Sports]

super_bowl49.jpg

現地時間2月1日16:30(MST)にKICKOFFのSUPERBOWL XLIX。

開催地はアリゾナ州フェニックスの隣町グレンデールにある
『ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム』。

63,400名収容のこのスタジアム、
ややこしいのですが「フェニックス大学」はあくまで20年契約の冠スポンサー、
大学が冠スポンサーとは理解しづらいですが、スタジアムはカーディナルズのホームなのです。

熱いアリゾナでは日差しから天然芝を守るため、屋根は開閉式、
先駆けて建設のMLBダイヤモンドバックスの『チェイス・フィールド』が導入したスタイル。

キックオフ・タイムは「MST(Mountain Standad Time)」の夕方という中途半端な時間ですが、
これは東海岸「EST(Eastern Standad Time)」のプライム・タイムにあわせているので、
この時間になるわけですね、莫大な放映料を支払うTV局に合わせた時間です。

日本では月曜の朝8:30、モチロンみなさんも休みを取って、生中継をご覧になっていたはず。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-02-02 (SUPERBOWL Party@TOKYO)

この街にはかつてMLBのスプリング・キャンプ取材で訪れ、
当時、テンピにあった『サンデビル・スタジアム』は訪れましたが、新スタジアムはまだ未踏。

アメリカにしてはめずらしく「ホームレスがいない」というのがこの街の印象でした。
野球が好きな方、毎日どこかで試合しているスプリング・キャンプ観戦はオススメですよ。

キャンプの取材後にはセドナ、モニュメント・バレーまでクルマを飛ばし、
アンテロープ・キャニオンにシビれた記憶が。
この頃、セドナなんて知名度低かったよなあ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-06-07
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-06-08 (MLBキャンプ)



対戦カードはNew England Patriots at Seattle Seahawks。

今年はNFCがホスト・チームなので、シーホークスがカラー・ジャージを選択、
コイントスはビジター・チームのペイトリオッツがコールする。

これまでスーパーボウルは、
第1、2回のグリーンベイ・パッカーズ、
第7、8回のマイアミ・ドルフィンズ、
第9、10回のピッツバーグ・スティーラーズ、
第13、14回のピッツバーグ・スティーラーズ、
第23、24回のサンフランシスコ・49ERS、
第27、28回のダラス・カウボーイズ
第32、33回のデンバー・ブロンコズ、
第38、39回のニューイングランド・ペイトリオッツと10年に一度は連覇するチームが出現している。

なので第48回の覇者・シーホークスにその期待がかかる一方、
第42、46回で敗れているペイトリオッツは雪辱を果たし、頂点に返り咲きたいところ。
奇しくも前回の連覇を果たしたチームはHCベリチック&QBブレイディのペイトリオッツであり、
彼らが登場する前のパッツを率いていたのは現シーホークスHCのピート・キャロルであったのです。



対戦前の注目としてはラン3位、パス1位、トータルでリーグ1位を誇るシーホークス・ディフェンス、
多才、奇抜なペイトリオッツ・オフェンスがこれをどう崩すのか。
ラン7位、パス5位、トータル5位と近年稀に見る好成績を残したパッツ・ディフェンスが、
RBマーション「ビースト」リンチとQBラッセル・ウィルソンの足をどう止めるのか、といった感じ。

プレイオフで魅せてくれた両ヘッドコーチ、
HCベリチックの奥の手、HCキャロルの博打がどこで繰り出されるのかも記憶に止めておきたいところ。

試合前のナショナル・・アンセムは「アナと雪の女王」で名を上げたイディナ・メンゼル。


ペイトリオッツのボール・レシーブではじまるが、オープン・ドライブは2シリーズでパント、
シーホークスも3andOUTとお互い様子見状態。

続いてペイトリオッツは7分以上かけゴール前に進んだが、ゴール前10yでインターセプト、
リズムを掴みかけた攻撃だったがボールを失った。
しかしシーホークスは一気に波を引き寄せられず、2シリーズでパント。
リンチを止め、ウィルソンをサックし、失いかけた流れを押しとどめたペイトリオッツ守備の奮闘が光る。

そうなると勝ち味を知るペイトリオッツは相手を休ませない。
4分かけ、65yを進み、エンドゾーンへ11yのTDパスを決め込み、先制。
2Q、残り9:47、先ほどのミスで失いかけたモメンタムを引き寄せ、7-0。

シーホークスが目覚めたのは残り7:07から。
執拗なRBリンチのランを重ねると、44yのロングレンジ・パスが通った。
仕上げはリンチの3yラン、4:51かけ、70y進み、前半残り2:16で7-7の同点に。

するとペイトリオッツは返す刀で切りつける。
パス攻撃を重ね、最後は22yのTDパス、わずか1:45で80yを突き進み、14-7に。

しかし時計を0:31残してしまったのはタイム・マネージメントの甘さといわざるを得ない。



シーホークスも負けじと切り返し、前半残り0:31から、わずか5プレイ、0:29で80yを進み、
最後はWRクレイ・マシューズへ11yのTDパスを通し、14-14。

ここまで集中を保っていたペイトリオッツ守備陣が最後に緩んでしまった感がある。
ちなみにこのマシューズ、この試合で初のパスキャッチ、このTDキャッチもモチロンキャリア初。
スーパーボウルがデビュー戦ってすごいな。

やはり西海岸に近いせいか、シアトル・ファンの声援がすごい。
あるいは昨年のチャンピオン人気か、
あるいは上昇ペイトリオッツが嫌われているのか。
なにしろペイトリオッツの攻撃の際のクラウド・ノイズがすごい。

ハーフタイム・ショウはケイティ・ペリー、ゲストにレニー・クラヴィッツを迎えてのステージ。


さて後半、シーホークスは最初のシリーズでレッドゾーン(相手テリトリー20y以内)に
ボールを進めたが、FGの3点に終わり、14-17と試合初のリード。
ここでもレッドゾーンでランアタックをしっかり止めたペイトリオッツ守備陣が印象的。
あるいはHCキャロルはなにかの伏線のため、止められてもラン・アタックを続けたのか。

わずか3点だが、このリードが強いシーホークス守備陣を後押しする。

続くシリーズ、QBプレイディのパスを2度目のインターセプト。
ペイトリオッツ・テリトリーでボールを奪い、まさに追加点のチャンス。
シーホークス攻撃陣は奪ったボールをわずか3:13でエンドゾーンに進めた。
これには好調ペイトリオッツ守備陣も成す術なし、14-24。

3Qに入り、10分で2シリーズの差が開いた。

FG、インターセプト、TDとモメンタムも一気にシーホークスに流れそうな雰囲気であったが、
連覇へのプレッシャーか、あるいは場慣れしたペイトリオッツの強みか、
試合は引き締まったまま、沈黙が続く。

お互いに2シリーズを無駄にし、両チームともにキー・プレイが見出せないまま、4Qに。



ほぼラン・アタックを捨てたともいっていいペイトリオッツの執拗なパス攻撃なのだが、
リーグ1位のパス守備を誇るシーホークス守備陣がこれを止められない。
4:15かけ、68y進み、最後はWRアメンドラへ4yのTDパス、これで21-24。

次のシリーズ、シーホークスは3andOUT、
こうなるとペイトリオッツにボールを渡すこと自体が失策ともいえる。
先ほどと同じく10回の攻撃中ランはわずか1度という「超」パス偏重攻撃を重ね、
4:50かけ、64y進み、WRエデルマンへの3yTDパスが通り、28-24とひっくり返した。

しかしここでも前半と同じく時計を残してしまった。
負けていたので得点を奪うことが優先で、タイム・マネージメントまでは難しいだろうが、
シーホークスに2:02という大きな時間を残してしまった。

2ミニッツにタイムアウトx3とタッチダウンを奪うには十分の時間だ。

RBリンチへ31yのロングパス、WRロケットへ11yのパスと、
QBウィルソンが目覚めたかのようにパスを通す。
そしてWRカースへのパス、転倒しながらもジャッグルしつづけたボールは彼の手中に収まり、
33yのパス成功。
そう、カースといえば、カンファレンス決勝で最後のTDキャッチを見せたあの男だ。


SUPERBOWL TVCM
http://www.nfl.com/videos/nfl-super-bowl-commercials
AZ.SUPEBOWL
https://azsuperbowl.com/

このキャッチでボールはゴール前5y、2回目のタイムアウトを使い、時計は残り1:06。
タイムアウトがあと1回あるのでシーホークスの連覇は決まったかに思えた。
ポスト・シーズンやビッグゲームにはこういう「運」を持ち合わせた選手が現れるのだよね。
後日、「The Juggle」とかいわれちゃうんだろうなあ、と思いつつ。

RBリンチのランで4y進み、ゴール前1y、あと3回、リンチのランを繰り返してもいい。

おそらく全米、いや全世界のTV前にいたフットボール・ファンもそう思っていたと思う。
ペイトリオッツのサイドラインとプレイヤーたちも同じように思い、
フィールド・プレイヤーたちは「そうされたらイヤだな」と思っていただろう。

しかし一人だけ考えの違う人間がいた、HCキャロルは『パス』をコールしたのだ。

ああ、まさにフットボール。

相手の裏を書き、誰もがやらないことを見出すスポーツだ、このプレイコールは『アリ』だ。

そのために前半から執拗にRBリンチのランを重ねてきたのだから。

ただパス・キャッチのエリアにWRロケットを押しのけ、
ペイトリオッツCBバトラーが飛び込んでくることは考えにはなかっただろう。

バトラーがウィルソンのパスをキャッチし、ジ・エンド。

シーホークス連覇への扉は閉ざされたかに思えた。



しかしまだいくつか、指を差し入れ、手でこじ開けられる隙間があったのだ。

まずバトラーはインターセプト後、前に進んでしまったため、
タッチバックとならず、ゴール前1yでボール・デッドとなってしまったこと。

エンドゾーンでペイトリオッツの攻撃を捕らえ、セイフティを奪えば2点を得て、28-26になり、
続くフリーキックでFGレンジまでボールを進めれば、
シーホ-クスには28-29という逆転のシナリオは残っていた。

残り時間は20秒だが、タイムアウトが1回、この筋書きの可能性は低くはなかったのだ。

しかしそのボールon1y、QBブレイディの『ハード・カウント』に引っかかり、
あっさりファウルして、ボールを進めてしまい、この可能性は費えた。

おそらく勝利を目前に失ったショックでサイドラインも冷静さを欠いていたのであろう。
インターセプトという最悪の結果にHCキャロルも呆然の表情をしていたのだから、
あのシーンで誰が冷静になれようか。

28対24、ニューイングランド・ペイトリオッツが4度目の栄冠を手にした。

MVPはトム・ブレイディ、どうやら引退はないらしい。

最後のプレイがミスで終わる、というのはシーズンの幕切れとしては悲しすぎるな、というのが最後の印象。
STATSから読み解くとシーホークスは3rdダウン・コンバージョンが30%と悪過ぎ、
試合の主導権を引き寄せられなかった。(ペイトリオッツは57%)
そしてラン21回に対して、パス50回とパス偏重型の攻撃を見せたペイトリオッツを、
(シーホークスはラン29回、パス21回)
「わかっているのに止められないのか」という結果論だが、
ブレイディへのサックを1回に留めたペイトリオッツ・オフェンスラインを称えるべきであろう。
リーグ1位のパス守備を誇る相手から彼を守り続ければ、自ずとパス・ターゲットは空くのだ。

う~ん、雑誌のネタ的には「シーホークス連覇」のほうが映えるんですけどねえ。
2001年から6度もスーパーボウル出場(うち4度制覇)しているチームが
またチャンピオンってのもねえ、とブツクサいってみたりしております。

tournament2.jpg

NFLという世界最大のスポーツ・リーグは異常なほど健全に運営されていることが浮き出されましたね。

完全なるウェバー制ドラフトでチームの基礎を作り、
サラリー・キャップの元、FAでの補強が成績を左右していく。
「凡戦が多い」といわれたスーパーボウルも21世紀は接戦が増え、
ここ4年はNFC、AFCが交互に凱歌を上げている。

32チームすべてに優勝のチャンスがあり、裏返せばチーム経営のヘタなチームはプレイオフにすら遠のくという、
リーグが目指す「Parity」が具現化されている。
さて来シーズンはペイトリオッツの連覇? はたまたダークホースの出現?

いずれにしろ9月のKICKOFFまでフットボール・ファンは眠りに就くのです。


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Conference Championships 2015 [Sports]

playoffs.jpg

一年で一番楽しい時期がやってきた。

それは正月の雑煮でもなく、我が生誕日でもなく、『Conference Championship Games』。
プレイオフ・トーナメント最後の一戦であり、
ここで勝利したチームが『SUPERBOWL』へのチケットを手にできるという試合。

このブログでも繰り返し書いてますが、NFLの公式戦『レギュラー・シーズン』はわずか16試合。
最近はBYE WEEK(休み)も入るので17週、約4ヶ月だけのシーズン。
そのうちホームのゲームは半分、わずか8試合しかないわけですね。

その8試合のために専用のスタジアムを作っちゃうんだから、
アメリカのスポーツ文化ったら。(かつては野球との「共用球場」が多かったが、
今やMLBとNFLで共用するのはオークランドのアスレチックスとレイダーズのみです)

32チームは勝ち残った12チームに絞られ、『ポスト・シーズン』の列車に乗り込む。
こいつは「一戦必勝」のトーナメント、負ければそこで途中下車、
降りることになる駅名は『オフ・シーズン』だ。

そうして生き残った4チームが選手たちの夢舞台『SUPERBOWL』へのチケットを争うのです。

かねてから「NFLではチャンピオンシップが一番おもしろい」と言われているのは、
「凡戦が多い」と言われる『SUPERBOWL』の手前にあるからかもしれないですね。

究極の舞台での激しい緊張、あるいは一種の達成感に呑まれ、
実力を発揮できずに終わる選手が多い『SUPERBOWL』。
それでもその夢の舞台を目指し、これまでフットボールを続けてきた選手たちが、
最後のチケットを手にするため争う『Conference Championship』は必然、濃厚になるわけで。

極端ですが、NFLの取材をするようになってから、スーパーはどうでもよくて、
このチャンピオンシップを観るためにシーズンを送っている気がします。

そのゲームがまさにはじまる。




現地時間1月18日、まずは『NFC Conference Championship』。
Green Bay PACKERS(#2)@Seattle SEAHAWKS(#1)、
シアトルのホーム「CenturyLink Field」、雨が降ったり、日が差したりと不安定な陽気。

NFCはシード1位、2位の順当対決となった。
「このチーム以外ない」という状態のいい両チームが予想を覆さず、顔を揃えた。

SEA 守備 ラン3位、 パス1位、トータル1位。
GB  攻撃 ラン11位、パス8位、トータル6位。

GB  守備 ラン23位、パス10位、トータル15位。
SEA 攻撃 ラン1位、 パス27位、トータル9位のチーム成績。

強烈な得点力を誇るパッカーズの攻撃をシーホークスの強力守備がどこまで抑え込むか、
シーホークスのラン・アタックをパッカーズ守備陣が封じ込めるか。
いずれにしろアウェイのパッカーズがどこまで主導権を握れるかがカギだ。

恒例、『12マン・フラッグ』が掲げられると、
スタジアム最多入場者記録となった68,538人のノイズは気勢を上げる。



彼らの鼻息も荒いファースト・シリーズ、
シーホークスはTDを目前にエンドゾーンでインターセプト、先制点どころか、ボールまで失う。
しかし直後のシリーズ、守備が「ほつれ」を紡ぐようにインターセプトでボールを奪い返した。

GB QBアーロン・ロジャーズが99回、
SEAQBラッセル・ウィルソンが91回、
ポストシーズンのパス・アテンプトでインターセプトのなかった2人がともにここでミスを犯した。
やはりチャンピオンシップには魔物がいるのか。

前半、QBウィルソンはパスが奮わず、3つのインターセプトという「綻び」を重ね、
ファンブルでもボールを失い、オフェンスがまったく機能しない。
一方のパッカーズはシーホークス守備に連続でFG2つに押しとどめられたが、
第1Q終了前にTDを奪い、0-13。

ハイパーな攻撃力を誇るパッカーズが決定的な得点を上げられず、とどめをさせていない印象。
シーホークス守備陣がなんとか「綻び」を繕い続ける奮闘が光り、
前半は0-16でアウェイのパッカーズリードで折り返した。

4ターンオーバー、しかも無得点のシーホークスの前半成績はまさに負けゲームのスタッツ。
しかも前半16点リードで折り返すとロジャーズは40勝1敗の戦績を誇る、というデータも。

後半、ゴール前に進んだシーホークスがスペシャル・プレイを繰り出す。
フェイク・フィールドゴールでPライアンからTギリアムへのTDパスが通る。
綻びを重ねる攻撃にスペシャル・チームが「パッチ」をあて、これで7-16。

パッカーズはランが出ないため、パスも封じられるという状態に陥り、
第4Qに入ってもTDが奪えず、FGを重ねるだけで7-19。
それでも2シリーズ差はここまでのシーホークス・オフェンスには致命的にも見える。

ここまでウィルソンの足はパッカーズ守備に封じ込められ、パス精度も欠く結果に。
4度のインターセプトはいずれもWRジャーメイン・カースをターゲットにしたパス。

シーホークのランが出はじめるが、残り7分でもパントに。
無理にギャンブルせず、強い守備にボールを止めてもらおうというもの。
この計算がみごとにはまり、2ミニッツ前にようやくTDを上げ、14-19に。

続くキックオフ、シーホークスは当然、オンサイド・キックに挑む。
ここでレシーブのパッカーズに大きな「裂け目」が生じた。
ブロックに行かなくてはならないTEブランドン・ボスティックがボールに向かってしまい、
これをファンブルするとボールはシーホークスの手に。

レギュラー・シーズンで25%ほどの成功率のオンサイド・キックがこんなところで決まるとは。



こうなると流れは一気に変わり、シーホークスが44秒でTDを奪い、逆転。
さらに崩れた態勢から投げ捨てたようなパスも通り、2ポイント・コンバージョン成功。
パッカーズは2つ目の「裂け目」を作ってしまい、2点を与え、22-19に。

綻びだらけのシーホークスに多くは望めないが、1分30秒も時間を残してしまい、勝負は決しない。
パッカーズはここでもFGを奪い返し、22-22、ゲームは振り出しに戻った。

オーバータイム、拮抗したチームの対戦となるチャンピオンシップではそうめずらしくはない。

コイントス、シーホークスがボールを選択、
わずか6プレイ、最後にTDパスをキャッチしたのはパスをはじき続けたWRカースだった。

連覇への道は前半で閉ざされたかに見えたが、
後半にとどめのTDを奪えなかったパッカーズ、綻びに綻びを重ね、瓦解し、ジ・エンド。

勝利の女神はシーホークスに連覇のともし火を残してみせた。



同日の3時間後、所を東海岸に変え、『AFC Conference Championship』。
Indianapolis COLTS(#4)@New England PATRIOTS(#1)、
ボストン郊外のフォックスボロにある「Gillette Stadium」、こちらも雨。

先週、シード2位のブロンコスを倒し、
QBマニング越えを遂げたコルツQBアンドリュー・ラックが注目を集める。
ペイトリオッツQBトム・ブレイディも倒し、世代交代の狼煙を上げるか、とメディアは煽るが、
これまでの対戦成績は0勝3敗、ラックはまだペイトリオッツに勝ったことがない。

ただし今シーズン、リーグ最多の40TDパスを刻み、3年目にしてリーグトップQBの名を手にしている。

NE 守備 ラン7位、 パス5位、トータル5位。
IND攻撃 ラン22位、パス1位、トータル3位。

IND守備 ラン18位、パス12位、トータル11位。
NE 攻撃 ラン18位、 パス9位、トータル11位とチーム成績は拮抗している。



先週、氷点下だったボストンも雨のせいか、10度の気温、ただし強い風が厄介だ。
そんななか、アウェイのコルツがミスを重ね、ゲームは動き出す。

パント・リターンでファンブル、ペイトリオッツにボールを奪われるとTDを許し、7-0。
その後、ボールを進め、FGのチャンスを得るが、キッカーがこれを外した。
モメンタムをつかめないまま、さらにTDを奪われ、14-0。

第2Qに入っても、コルツはパス・ドロップが多かったが、
ゴール前のパッツからインターセプトでボールを奪い、これを丁寧に運び、TDに結びつけ、14-7に。

その後もペイトリオッツはコルツの弱いラン守備を突き、時計を使い、FGで17-7。
先週も見せた複雑な隊形も織り交ぜ、プレイオフ巧者の表情を見せつつ、前半終了。



第3Q、RBルギャレット・ブラントのランが止まらない。
守備の意識は否応なしにランに向けられ、そこでTネイト・ゾルダーがキャリア初のTDキャッチ。
ボール・キャリアでない選手を使うところが巧みというかいやらしいというか、これで24-7。
(NFLでは60,70番台の番号をつける攻撃選手はボールに触ることができない)

さらにはパス・ターゲットから外されていたQBブレイディのメイン・ターゲット、
WRグロンコウスキへのTDパスが通り、31-7。
雨がますます強くなる中、パッツは次から次に新しい引き出しを開け、相手を惑わす。

一度に7点しか入らない(2ポイント・コンバージョンで8点は入るが)フットボールで、
この点差はデッド・エンド、コルツのシーズンは終わりを告げた。

最終スコアは45-7、
攻撃時間を38分、ランアタックで177y、すべてを奪ったペイトリオッツの破壊力だけが光った。

開幕から1勝2敗と低迷したパッツ、
HCベリチック&QBブレイディのコンビも終わったか、と言われたが、
結果はQBブレイディがポスト・シーズン20勝目を上げ、
6度目(!)のスーパーボウル行きチケットをまんまと手中に収めた。

ちなみにAFCのシード1位がスーパーボウルに進むのは2003年のペイトリオッツ以来のことだ。

tournament.jpg

フタを開けてみれば、
AFC1位のNewe England PATORIOTSとNFC1位のSeattle SEAHAWKSの順当対戦。

注目は連覇がかかるシーホークスの守備VS
2005年以来の『ヴィンス・ロンバルディ・トロフィ』を目指すペイトリオッツの攻撃かな。

2004、2005年のペイトリオッツの連覇を最後に、ここ10年以上、連覇がないというのはNFL史上初、
シーホークスにはそれを打ち破る期待がかかる。

一方、2008、2012年とスーパーボウルに敗れ、
37歳のブレイディがここで頂点を極めれば、フィールドを去る好機ともいえる。
昨年、頂点で敗れ、フィールドを去り難くなってしまったマニングの例もあるので。
これは勝手な憶測でゴザイマス。

現地時間2月1日、第49回SUPERBOWLは、
フェニックス郊外のグレンデール「UNIVERSITY OF PHOENIX STADIUM」で行われる。


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Divisional Playoff 2015 [Sports]

DIV.jpg

フットボール・ファンにとって「至福の時間」が続く1月。

正月休み、連休が終わり、いつもの生活が戻ってきているかと思います。
ただしNFLファンにおいては画面、WEB、新聞から目が離せない、
一年でもっともフットボール漬けになる月でありますね。
他のことが手につかないったらありゃしない。

ポスト・シーズン第2週はシード1,2位のチームが登場する『Divisional Playoff』。

優勝チームの中で勝率1,2位をあげたシード・チームは、
3~6位のチームがしのぎを削るなか、先週はお休み、というわけ。
そこから勝ち上がったチームをホームに迎えるという、
NFLのよくできたプレイオフ・システムでございます。

このプレイオフ・システムがあるため、
シーズン終盤でも「消化試合」が派生せず、
すでに優勝が決まった上位チームはプレイオフのシード権を、
優勝を逃したチームは「Wildcard」に滑り込もうと争い続けるわけですね。
ファンにとっては最後まで熱の入ったゲームを楽しめる、という効果が生じます。

もちろん自分の好きなチームが最終戦に敗れ、当確マークが消え、シーズン・エンドなんて、
今シーズンのSan Diego Chargersのような悲しみもありますが。



現地時間1月10日、まずはAFC Baltimore RAVENS(#6)@New England PATRIOTS(#1)、
ボストン郊外のフォックスボロ、ペイトリオッツのホーム「Gillette Stadium」での対戦。
(カッコ数字はシード順位)

シード6位のレイヴンズはプレイオフのアウェイ・ゲームをものともしない。
第35、47回と2度のスーパーボウル・チャンピオンに輝いているが、
いずれもワイルドカードからの勝ち上がりで栄冠を掴んでいる。
ポスト・シーズンをかき回す異質なチームなのですね、これが。

一昨年のチャンピオンは初戦でスティーラーズを退け、
アウェイばかりのポスト・シーズン5連勝中と勢いにも乗っている。

一方、1位のペイトリオッツは2000年代に入り、プレイオフを逃したのはわずか3度。
しかもポスト・シーズンのホーム・ゲームは15勝4敗と圧倒的な強さを誇る。
チームはレシーバーが去ろうが、ランナーを失おうが、
HCビル・ベリチェック&QBトム・ブレイディのコンビはプレイオフへの道を切り開き、
常にスーパーボウル候補のリストに名を刻む。

両チーム、ここ6年で4度目のポストシーズン対決だ。

ポスト・シーズンで安定のパス攻撃を展開するQBジョー・フラッコ。
14対0とリードを奪うがQBブレイディもチームを鼓舞し、14対14と追随。
それでも前半は21対14とアウェイとしては上出来のスコアで折り返した。



後半、レイヴンズはTDを重ね、28対14とふたたび2シリーズの差をつける。
それを受けたペイトリオッツが秘策を繰り出す。

5人いなくてはならないラインマンを4人にし、
5人目をレシーバー位置に配置、欠けた部分にTEを入れるという、
ルールの穴を突くようなトリック・プレーを繰り出す。
http://www.nfljapan.com/streaming/20150114-7525.html
(書きつくせないので、ルール説明はコチラで)

「ペテンだ」と興奮したHCハーボーがフィールドに入る反則を犯し、
ペイトリオッツは直後にTDを奪った。

さらにプレイオフ用の切り札が繰り出される。
その後のシリーズで今度はWRエデルマンが今シーズン初のパスを試み、TDを奪う。
これで28対28の同点に追いついた。
14点差を2度追いついたチームはプレイオフ史上初。

レイヴンズはその後、FGしか奪えず、息切れエンド・マーク。
一方のブレイディはキッチリTDを奪い、この試合を決めた。

ただでは勝てないポスト・シーズン、手練れのベリチック、してやったり。
さすが勝負師、用意しているカードと度胸が違う。
時計を進めるラストプレイでタイムアウトをとり、
最後までゲームをあきらめず、
ヘイル・メアリー・パスのチャンスを残したがHCハーボーもさすが。
ベンガルズHCルイスはこういうところを学んでね。

New England PATRIOTS 35対31 Baltimore RAVENS



続いてNFC Carolina PANTHERS(#4)@Seattle SEAHAWKS(#1)。
「世界で2番目にうるさい」シアトル「CenturyLink Field」で開催。

負け越しでプレイオフに進みながら、初戦でカーディナルズを退けたパンサーズ、
守備成績ラン16位、パス11位、トータル10位の数字がチームを牽引する。
対するシーホークスの攻撃はラン1位、パス27位、トータル9位、
彼らのグランド・アタックを止められるかがカギだ。

昨年のチャンピオン・シーホークスは大きなケガもなく、ほぼ万全のチーム状況。
圧倒的勝率を誇るホームフィールドでのアドバンテージも手にし、
スーパー最有力であることは間違いない。
ラン守備3位、パス1位、トータル1位の守備成績は昨年から劣化なし。

14対10とシーホークスのリードで折り返した前半、
リーグ1位のラン攻撃を21yに抑え込んだパンサーズ守備陣の奮闘が光った。
アウェイでこの点差なら上出来だろう。



しかし後半は別のフットボールが待っていた。

パンサーズはラン132y、パス230y、トータル362y、攻撃時間34分、
シーホークスラン100y、パス248y、トータル348y、攻撃時間26分、
ほとんどの部分で上回っていたパンサーズだったが、
残念ながらフットボールはヤードを競い合うゲームでなく、得点を奪い合うゲーム。

3つのターンオーバーでボールを失ったパンサーズ、
大事な局面でボールを奪われては凱歌は上がらない。

重要な場面で「足」を生かしたQBラッセル・ウィルソンの「眼」はさすが。
一方、常に走りたがるQBニュートンはガマンを重ね、「足」を封じていたが、
「見えていなかった」不用意なフレアのパスでシーズンを終えた。

「NFLでは前半と後半では別のフットボールが繰り広げられる」といったヘッドコーチがいた。
NFLのコーチのスカウティング能力はゲームの色合いをまったく違うものに変えてしまう。
彼だけを責めるのは酷かもしれない。

Seattle SEAHAWKS 32対17 Carolina PANTHERS



現地時間1月11日、最初の試合はNFC Dallas COWBOYS(#3)@Green Bay PACKERS(#2)。
極寒のウィスコンシン「Lambeau Field」でのゲーム。

1967年12月、『NFL Championship Game』(当時)における両チームの対戦は、
-25℃、雪の中で行われ、『Ice Bowl』と称された。
(当時、AFLとNFLの2つのプロリーグが存在、
その覇者同士が『AFL-NFL World Championship Game』で対峙した。
これが後に『Super Bowl』と名を変える。
『Ice Bowl』に勝利したパッカーズは翌1月、AFLチャンピオンのレイダーズを倒し、連覇、
第1、2回のチャンピオンとしてその名を歴史に刻んだ)

こんな風にファンの記憶に留まる好ゲームはいつの間にか名が冠される。
47年ぶりのポスト・シーズン対決は『Ice Bowl 2』と煽られたが、
はたしてその名に値するゲームとなるのか。

前回記した『トリプレッツ』が好調のカウボーイズは、
チーム史上初の「アウェイ全勝」の記録を引っ提げ、敵地に乗り込む。

対するパッカーズは今季「ホーム全勝」、
ドームチームを寒いホームに迎えることに異論はないが、
17週で足を痛めたエースQBアーロン・ロジャーズのケガの具合が気にかかる。

「ホーム全勝」vs「アウェイ全勝」チームがプレイオフで対峙するのはNFL史上初。
う~ん、ペイトリオッツにしろNFLには「史上初」ってのがまだまだあるのね。



投げ急がなくなったQBロモ、アウェイで勝ち続け、ようやく覚醒したか。

大事な局面で守備のプレッシャーが効果的なパッカーズ。
プレイオフ慣れしているというか、要所要所キッチリ決めてくる。

緊張状態が続くなか、カウボーイズ最後のシリーズに待っていたのは、
4thダウン・ギャンブルで成功したかに思われたロング・パスへの『チャレンジ』。
(NFLでは1999年からビデオによる『チャレンジ・システム』が導入されている。
MLBやATPテニスがこれを追随し、導入した)

オフィシャル・レビューによるとボールを確保していなかったため、判定は覆り、
パス・キャッチは無効、カウボーイズの希望もこぼれ落ちた。

このプレイに言及するよりも、
カウボーイズの3rdダウンをキッチリ止めたパッカーズ守備を褒めるべきだろう。
4thダウン2yでギャンブルせざるをえなかったカウボーイズはまさに「博打」に敗れた。

「たられば」はありませんけどね、
あのパスが成功した後の別バージョンのゲームも見てみたかったのは欲張りすぎかな。
敗れたといえ、『アメリカズ・チーム』の復興は来シーズン以降の楽しみかも。

Green Bay PACKERS 26対21 Dallas COWBOYS



ディヴィジョナル・プレイオフ、最後のゲームはAFC Indianapolis COLTS(#3)@Denver BRONCOS(#2)。
一昨年取材にも出向いたデンバー「Sports Authority Field at Mile High」での試合。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-11-03 (デンバー取材行)

2012年、ケガもあり、コルツを去ったQBペイトン・マニング、
居場所を失ったリーグ屈指のQBに声をかけたのがブロンコスであり、
彼の加入で低迷していたチームは昨年、スーパーボウルまで登りつめた。

ドラフト1巡でQBアンドリュー・ラックを指名し、
マニングを切り捨てることに踏み切ったコルツはそこから3年連続でプレイオフ進出、
臨むは頂点、スーパーボウルのみだ。

因縁めいた対決はレギュラー・シーズンから注目の的、
話題たっぷりの対戦がポスト・シーズンでの実現となった。



終始、パス・プロテクションがいいコルツ、
ラックは落ち着いてパス・ターゲットを探す時間がある。

不用意なロングパスを2度インターセプトされるが、
パント代わりのロング・フィードという感じで動揺はなし。
あるいは織り込み済みのミスだったのか。

一方、マニングはパス・ラッシュのなか、正確なパスが通らない。
コルツ守備は確実にタックルを決め、セカンド・エフォートを許さず、
最後の4thダウン・ギャンブルも仕留めた。

確実にQBを守り、ターゲットを探す時間を作り、
正確にタックルを決め、ボール・キャリアを止めるという、
基本的なフットボールを続けたコルツの地味な勝利。
MVPはオフェンス・ライン陣ともいえる。

MVP5回、スーパー優勝1回、マニング通算2度目の初戦敗退。
15週で大腿部の筋肉断裂のケガを負っていたというが、
それを敗戦の理由にする彼ではないだろう。

NFLでもっとも難しい問題である「新旧交代」「世代交代」を成し遂げたコルツ、
かつてはマニングの「コルツ」だったが、もはやラックの「コルツ」になったといえる。
年齢を重ねがらも好成績を積み上げるQBに頼るブロンコス、
対戦後も明暗は分かれ、HCフォックスは退任、マニングの去就は不明という状態だ。

Indianapolis COLTS 24対13 Denver BRONCOS

tornament.jpg

来週は「もっともおもしろいフットボール・ゲームが繰り広げられる」といわれる、
『Conference Championship Games』が待っている。

現地生中継にあわせ、月曜朝の暗いうちから早起き、早起き。


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Wildcard Playoff 2015 [Sports]

wild.jpg

雑煮三昧を続けた正月休み、三が日はコートもクローズでテニスはできず、
ただただ餅のエネルギーを腰回りに溜め込んでいる状態。
しかも三が日過ぎても雑煮を食べ続けているのは毎年のこと。

そんな中、年明け第一週の週末からはNFLのプレイオフがスタート、
生中継を見るため、早朝からTVの前に釘付け。
スナック片手でさらに脂肪はため込まれるわけですね。

フットボール・ファンにとってこの1月はまさに『至福の時間』。
勝ち上がったチーム同士が対戦するプレイオフ、
4ヶ月のシーズンで磨き上げられたフットボール・チームが対戦するわけですから、
そのチームのファンだろうが、なかろうが、質の高いゲームが観られるわけですね。



12月の最終週、16試合目まで地区優勝、プレイオフ出場がどこになるかわからず、
せめぎ合いが最後まで続く緊張と均衡のとれたリーグはいまさらながらよくできてる、
と感心するわけです、客観的に観戦しながらも。

世界最大の32チームが所属するリーグから、プレイオフに出揃ったチームは
AFC East優勝  New England PATRIOTS 12勝4敗(#1)
    West優勝  Denver BRONCOS      12勝4敗(#2)
    South優勝  Indianapolis COLTS     11勝5敗(#3)
    North優勝  Pittsburgh STEELERS     11勝5敗(#4)
    Wildcard    Cincinnati BENGALS    10勝5敗1分け(#5)
    Wildcard    Baltimore RAVENS     10勝6敗(#6)

NFC West優勝 Seattle SEAHAWKS   12勝4敗(#1)
    North優勝 Green Bay PACKERS  12勝4敗(#2)
    East優勝  Dallas COWBOYS    12勝4敗(#3)
    South優勝  Carolina PANTHERS   7勝8敗1分け(#4)
    Wildcard    Arizona CARDINALS  11勝5敗(#5)
    Wildcard    Detroit LIONS      11勝5敗(#6)

パンサーズを除き、概ね、10勝以上で駒は揃った。
10勝以上でプレイオフに進めなかったのはPhiladelphia EAGLESのみ。
ちなみに7勝のパンサーズがプレイオフに進めるのは「地区優勝」という優位性から。
NFLの「タイブレーク・システム」は長くなるので、NFL japanかWikiに任せます。


現地時間1月4、5日の『Wild Card Weekend』でポスト・シーズンはスタート。
まずは現地時間4日、Arizona CARDINALS@Carolina PANTHERS。
パンサーズのホーム、シャーロットの「Bank of America Stadium」で開催。

パンサーズは7勝9敗と負け越しながらのプレイオフ進出、
それでも「地区優勝」の冠の元、11勝のカーディナルズをホームに迎える優位性がある。
このあたりプレイオフ・ルールが確立しているNFLポスト・シーズンのオモシロさ。

カーディナルズのホームは避寒地・フェニックス、しかもドーム・スタジアム、
そのチームが小雨が落ちるシャーロットに乗り込むわけだから、
レギュラー・シーズンの成績はもはや少しも反映されない。

開幕から好調を維持したカーディナルズはシーズン途中でエースQBパーマーをケガで欠き、
その後、チームを牽引した控えのドリュー・スタントンも失い、
シーズン終盤は3rdQBのライアン・リンドリーで乗り切ることを余儀なくされた。
当然、星数は落ち、独走から失速、地区優勝をシアトルに奪われ、敵地へ乗り込む破目に。

ファンが後押しとなるフットボールではホーム・チームが圧倒的に有利とされる。
「一戦必勝」のプレイオフ、移動のない「ホーム開催」、熱狂する「ファンの声援」、
それらを失えば、必然、勝率はグンと下がる。

QBを二人失った時点でアリゾナの希望は費え、
ホームで開催されるスーパーボウルへの道は遠ざかったといえる。
開幕前、契約カットし、呼び戻した若いリンドリーでプレイオフに勝ち上がれるはずもなく、
負け越しながら最後に地区優勝をものにし、ムードの上がるカロライナに一蹴された。

一方のQBキャム・ニュートンはポスト・シーズン初勝利となったが、パスの粗さはいつも通り、
しかも追い込まれると走り出す「モバイルQB」が今後、プレイオフで生き残れるか。
プレイオフ最小記録の78yに押さえ込んだパンサーズが勝利したというより、
アウェイのカーディナルズが自壊した、という印象のゲーム。

そしてまた「スーパーボウル開催地チームは出場できない」というNFLのジンクスは固持された。

Carolina PANTHERS 27対16 Arizona CARDINALS 



同日、2戦目の試合は同地区対決、Baltimore RAVENS@Pittsburgh STEELERS。
スティーラーズのピッツバーグ「Haintz Field」でのゲーム。

シーズン序盤、DV問題でリーグ屈指のRBレイ・ライスを失ったレイヴンズだが、
彼の穴を感じさせない攻撃を構築、チームは地区優勝を争うまでの好成績を刻んだ。
一方、最後に地区優勝を掴んだスティーラーズだが、
最終戦でエースRBレヴェオン・ベルをケガで失い、ラン・アタックに不安が残る。

シーズン前にキーマンを欠いたチームとシーズン最後にキーマンを失ったチームの対戦、
しかもポスト・シーズンのアウェイ戦をものともしないレイヴンズの下馬評は高い。
強力守備を維持する一昨年のチャンピオン・チームが、
『テリブルタオル』渦巻く敵地に乗り込む形だが果たして。

試合はレイヴンズ守備が主導権を握り続けた。
スティーラーズは35分の攻撃時間で387yを奪ったが
24分の攻撃時間、295yに終わったレイヴンズに追いつくことができず仕舞い。

ヤードを奪い合い、ボールを持っている時間が長いチームが試合を有利に運ぶはずなのだが、
3つのターンオーバー、114yの反則罰退が響き、結果はそうはならなかった。

一戦必勝のポスト・シーズン、こういうチームが台風の目になるかもしれない。

Baltimore RAVENS 30対17 Pittsburgh STEELERS。



続いて現地時間5日、Cincinnati BENGALS@Indianapolis COLTS、
コルツのホーム「Lucas Oil Stadium」でのゲーム。

コルツはリーグ1位の40TDパスを上げたQBアンドリュー・ラックがチームを牽引、
そしてメイン・ターゲットのWRT・Y・ヒルトンがこの試合から復帰と、
スーパーに挑む若いチームに明るい情報が多い。

一方のベンガルズは4年連続プレイオフ出場と好成績を維持するも、
1991年からポスト・シーズンで勝てていない。
おまけにWRA.J.グリーン、TEジャーメイン・グリシャムをケガで欠き、
対戦前から暗いニュースがチームを覆う。

次世代を担う若いQB対決となったが、最後までターゲットを探し続けるQBラックと、
追い込まれると不安なパスを投げてしまうQBアンディ・ダルトンでは格が違いすぎるか。

前の試合と対照的にコルツ34分、ベンガルズ25分の攻撃時間がそのままスコアに反映された。

「プレイヤーズ・コーチ」と呼ばれ、優しいと評判のマービン・ルイスは、
これでポスト・シーズン6連敗。
いいチームを作るがポストシーズンに勝てないヘッドコーチ、てのがいるんですね、NFLでは。
ブラウンズで勝てなかったショッテンハイマーを見るようだ。
彼のクビが飛ばないことを祈るばかり。

勢いに乗る若いコルツ、ただし「ドームのチーム」であり、残る試合はすべて「アウェイ」だ。
それでもスーパーボウルに駆け上がれば、ドームのアリゾナで栄冠を手にできる可能性も。

Indianapolis COLTS 26対10 Cincinnati BENGALS



同日のもう一試合は、Detroit LIONS@Dallas COWBOYS、
こけら落としの取材にも出向いたアーリントン「AT&T Stadium」のゲーム。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-10-31 (ダラス取材)

QBレイティング、パス成功率1位のQBトニー・ロモ、
TDレシーズ16個でリーグ1位のWRデズ・ブライアント
リーグ1位のラッシング1845yを稼いだRBデマルコ・マーレイ、
アメリカズ・チーム・カウボーイズに
「エイクマン、アーヴィン、スミス」を彷彿とさせるトリプレッツが帰ってきた、

ライオンズはリーグ1位ラン守備、平均喪失ヤード2位、平均失点3位の強力守備が売り。
「ここ一番に弱い」という評判のロモにプレッシャーをかけ、
「新トリプレッツ」を押さえ込むことができるか。

開始早々、14点差を奪い、アウェイのライオンズがリード、
しかしその後、FG2つに抑え込んだカウボーイズ守備陣の奮闘が光った。
結果、パス、ラン獲得ヤードともにライオンズが大きく上回ったが、
3つのターンオーバーが響き、自沈した形。
ヤードは与えてもTDは与えない、NFLらしい守備展開だ。

大事な試合で勝てない、という評判のQBロモがこのプレイオフで生まれ変われるのか、
今後はそこが注目される。

Dallas COWBOYS 24対20 Detroit LIONS

wildcard-tournament.jpg

レイヴンズのみ、UPSETとなったが、
同地区対決、洞勝利数という部分からはそれほどの驚きもナシかな。
カーディナルズの失速、
レイヴンズの逆襲、
ベンガルズの失望、
カウボーイズの覚醒、というのが観戦後の印象。

「Win or Go Home」、まだまだ緊迫のポスト・シーズンはこれからが佳境。


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SUPERBOWL XLVIII [Sports]

SB48.jpg

現地時間2月2日 18:30にKICKOFFのSUPERBOWL XLVIII。

終わってからも日本のTVには試合以外の部分でちょこちょこネタを提供しております、
第48回スーパーボウルはSeattle SEAHAWKS vs Denver BRONCOS のマッチアップ。

試合前のネタを綴ると、リーグの再編成を受け、NFCWestに移行したシーホークス、
以前はブロンコスのいるAFCWestに所属し、互いにライバル・チームであったわけです。
東海岸で行われるSUPERBOWLながら、
今シーズンはこの両チーム以外にも49ers、チーフス、カーディナルズなど、
西地区に好調チームが揃っていて、まさに東は不甲斐ない状況。
そのため、『Wild Wild WEST』なんて皮肉な見出しが踊っている。

大きな試合にはニックネームがつけられるが、
今回は『Marijuana Bowl』(マリファナボウル)なんて形容も。
これはシーホークスのワシントン州とブロンコスのコロラド州が、
それぞれ医療目的以外の大麻が合法化されている州であるところから。


マンハッタン対岸ニュージャージー・メットライフ・スタジアム、
気温は9.4℃、寒波が押し寄せている北米にしては「暖かい」ともいえる温度、
QBペイトン・マニングにとって追い風となるか。

単純ではあるがNFL1位の攻撃=ブロンコス、NFL1位の守備=シーホークスの対峙、
前評判は今シーズン、数々のNFL攻撃記録を塗り替えた「超攻撃的」なブロンコス有利の声が多い。
その裏にはカムバックし、スーパーボウルに戻ってきたスーパーQBマニングへの賞賛もある。
そのマニングは前日、前人未到5度目のリーグMVPにも選出されていた。

いつものように月曜朝8時、現地生中継に合わせ、TVの前に正座、ヒザの上にはもちろんピザ。

国歌斉唱はオペラ歌手Renee Fleming、グラミー賞4度の栄冠に輝いている方。

National Anthem

さてキックオフ。

ブロンコスのファースト・プレイ、スナップ・ミスでボールは転々とエンドゾーンへ。
なんとかおさえたものの、セイフティの2点を献上することに。

NFCチャンピオンシップでもシーホークスQBラッセル・ウィルソンがいきなりファンブル、
しかしこのミスを引きずることなく、スーパーボウルをモノにしたのはご承知の通り。



ところがブロンコスはこのミスで真っ白になったのか、終始、引きずり続けた。

シーホークスは続くシリーズ、4:27を使い、確実にFGを入れ、5対0。
対するブロンコスは3&OUTであっさりボールを渡すと、
シーホークスはふたたび6:15を消費し、FGを重ね、8対0。

なんのことはない、3度点を奪われてはいるものの、1シリーズで返せるスコア。
(TDの6点+2ポイント・コンバージョンで8点入る)
フットボールは1プレイ7秒で7点を奪うことができるスポーツ、
ここで目覚めていれば、充分に間に合う状況だ。

しかしファースト・プレイのミスで舞い上がったまま、
ここでブロンコスはインターセプトという大きなミスを重ねた。
対するシーホークスは4分弱を使い、TDを決め、これで15対0。

その後のブロンコス、4度の3dコンバージョンをクリアし、8分を使い、ボールを進めるが、
5度目の3dコンバージョンでインターセプトを喫した上に、
リターンTDまで許してしまい、22対0でハーフタイムへ。

22対0、試合前には逆の立場を予想した人は多かったろうが、まさかのスコア。



前半をシャットアウトされたのは第35回SBのジャイアンツ以来(対戦相手はレイヴンズ)。
前半終了時の最大点差は、
第21回でレッドスキンズがブロンコスを35対10と25点差つけたものが記録、
記録ではないが22点差、しかもシャットアウトとダメージはダブル。
しかも今シーズンのブロンコス、前半をシャットアウトされた経験がない。

とはいえ、スカウティング(分析)こそ、NFLの醍醐味、
フットポールは「前半と後半では別の試合」とまで言われているのだ。

HALFTIME SHOW

これを観るためにチケット代を払っている、とまでいわせるハーフタイム・ショウ。
今年はBruno Mars、特別ゲストにRed Hot Chili Peppersが加わった。

さて後半、耳目は「ブロンコスがどこまでキャッチアップするか」に集まる。

マニングを中心とした攻撃陣にとって、3シリーズはそれほど難しい数字ではない。
一方、ビッグネーム=マニングを嫌う向きは「スーパー初のシャットアウト・ゲーム」に期待を寄せる。
好調のシーホークス守備陣、この試合ならそんな可能性すら見える。



開始早々、待っていたのはシーホークスのキックオフ・リターン・タッチダウン。
わずか10秒足らずで7点が追加され、29対0に。

ゲームの興味を削ぐ決定的なプレイは本来はブロンコスが繰り出さなければならないものだった。

開始早々のセイフティ、インターセプト・リターンTD、そして後半開始のこのプレイ、
ブロンコスは浮ついたまま、要所要所でミスを重ねている。
そのミスを誘い出したのはスーパーボウルという大舞台のせいでもあろうが、
予想以上にシーホークスのファンが多かったことにも一因する。

『12マン・フラッグ』がスタンド各所で振られ、
メットライフ・スタジアムはさながらシアトルのホームにも似たうるささだった。

ハーフタイム・ショウも観終わり、この時点で席を立つファンの姿も見受けられた。
その判断は正しいもので、もはや興味はシャットアウトか否か、ぐらいのもの、
久々にスーパーボウルが「世紀の凡戦」となった瞬間だった。

SUPERBOWL TVCM
http://www.nfl.com/videos/nfl-super-bowl-commercials/0ap2000000321462/Bud-Light-Up-For-Whatever-Pt-1

クラウド・ノイズ以外に顕著だったのはシーホークス守備陣のタックル。

開始から終了までかならずファースト・コンタクトで相手を仕留め、余分なヤードを許さない。
一方、ブロンコスはミスタックルが多く、易々とファーストダウンを許すケースが見受けられた。

アグレッシブな守備を繰り出しマニングにチャンスを与えなかったことも重要なファクターだが、
確実なタックル、という基礎的なプレイで相手にプレッシャーを与え続け、ミスを誘発したともいえる。
前後半ともにシーホークスのボールへのアクセスの早さが終始、眼にとまった試合、

守備力リーグ1位はダテじゃないが、
スーパーボウルというハデな舞台でも「確実なタックル」こそ、大事なプレイだったのだ。

第3Q終了前、ブロンコスはなんとかTDを奪い、零封こそ逃れたものの、
これで目標が達せられてしまったかのごとく、その後は精気のないプレイが続いた。
打つ手がない、といってしまえばそれまでか、こうなるとタイム・ゲームは酷、残された時計が虚しい。

43対8、若いシーホークスが2度目のSB出場で初のビンス・ロンバルディ・トロフィを手にした。

747.jpg
カンファレンス・チャンピオンシップの記事でも書き記したが、
「ここ一番で弱いマニング」がそのまま露呈、予想が当たってしまった。

スーパーボウルで「攻撃力1位vs守備力1位」が対戦したケースはこれで5度目、
守備力1位チームが4勝1敗と圧倒的に成績を残している。
一戦必勝のゲームではやはり安定した守備力が頼りになるのか。

デンバーもかつては強力守備を礎に『オレンジ・クラッシュ』なんてあだ名されていたんですけどね。

ちなみに今回はAFCチームに開催権があり、ブロンコスはカラー・ジャージを選択。
サード・ジャージだった『オレンジ・ジャージ』は数年前からファースト・ジャージに昇格、
今シーズン好調の要因ともなったことから、これがチョイスされた。
ところがことスーパーボウルに関しては、前モデルのジャージから『オレンジ』は勝ち星ゼロ。
エルウェイが連覇したときはダークブルーとホワイトだった、なんて皮肉な後日談。

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ハッピーなフットボール・シーズンはコレでTheEND。

成績を上げられなかったチームは早々にヘッドコーチの首をすげ替え、
選手放出、ドラフト、フリーエージェントとチーム再建にお休みナシ。
すでに2014年シーズンの争いははじまっているのだ。

そのニュースを耳にしながら、フットボール・ファンは9月第1週まで長い冬眠に入ります。


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Conference Championships 2014 [Sports]

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「もっとも質の高いフットボールゲーム」が観られるNFLカンファレンス・チャンピオンシップ。

かつては「SUPERBOWLは凡戦が多い」なんていわれておりました。
SUPERBOWL自体が世界に冠たるビッグ・イベント、
そのため出場したことで完結しているチームもあったり、
完全に萎縮し、実力を出せないまま終わるチームのなんと多かったこと。

最近のSUPERBOWLはそういう現象が減り、最後まで僅差で凌ぎを削るゲームが増えてきてますけどね。
それでもConference Championshipsのクオリティが落ちるわけでなく、最高のゲームは保証つき。

ということで、現地生中継に合わせ、朝の5時からTVの前に正座。



まずはAFC、New England PATRIOTS(#2)@Denver BRONCOS(#1)。

場所は成績優位のブロンコスのホーム『Sports Authority Field at Mile High』、
2012年に取材に赴いたデンバーでゴザイ。
その模様は現在ブログ鋭意更新中、ってUPがいっこうに追いつかない、どんだけ~。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-10-13

シーズン成績1位と2位チームの対決。
重ねてリーグを代表するスーパーQBトム・ブレイディとペイトン・マニングの顔合わせ。
実はプレイオフ、ここ一番では弱いのでは、といわれているマニング。
それもそのはず、常に立ちはだかるのは同じAFCのブレイディ&HCベリチック、
マニングにとっては彼らを倒さなくてはスーパーボウルは見えてこない、という存在。



37歳の彼にとってもうひとつの敵は1月、パス中心の彼の攻撃システムにとって、冬の寒さが天敵。
この冬、アメリカは異常気象、ナイヤガラは凍り、NYやシカゴにも酷い寒波が押し寄せている。
そして現地19日、デンバーも異常気象。
こちらは「異常に」暖かく、フィールドはなんと17度、ホーム・フィールドはやはり大いなる味方か。

ペイトリオッツはDTウィルフォーク、LBメイヨ、スパイクスなどケガで多くの先発を欠いていて、
この試合序盤でもCBタリブをヒザの故障で失い、守備陣は満身創痍、崩壊状況。
それでもなんとか補うのがベリチックの手腕だが、チャンピオンシップで如何相成るや。

先週 コルツを翻弄したペイトリオッツのラッシング・アタックはホールが見えない。
第2Q、3dコンバージョンでブレイディがサックを受け、FGの3点止り、攻撃のリズムも掴み切れない。

13対3、ブロンコスのリードで前半終了。
IMG_4575.jpg

ペイトリオッツは8回目のチャンピオンシップ、過去7回リードされたことがない、
また今シーズンW12の同じ顔合わせでは、0対24から逆転勝利を呼び込んている、
なんてデータの遊びもフットボールはオモシロイ。

後半開始のシリーズ、ブロンコスは7:52(今シーズン最長ドライブ)かけてTDを奪った。

残り15分x2Qのうちの8分近くを費やしたのだから、大打撃を与える攻撃シリーズといえる。
すぐに食い下がりたいペイトリオッツは次のシリーズ、
4dギャンブルでやはりサックを喰らい、攻撃の兆しが見えないまま。
こうなるとブロンコスは時間を食えばいいだけ、FGを重ねれば、さらに安全圏というゲーム展開だ。

第4Q、ペイトリオッツはパスパスパスでTDを奪い、さらにはゴール前からQBスニークでTDをもぎ取る。
しかし2Pコンバージョンを重ねることができず、これで一縷の望みは費えた。
最後までランで押し込むことができず、試合の流れを引き寄せることができず仕舞い。

インターセプトやターンノーバーはゼロ、反則も少ないハイ・クオリティなゲーム。
マニングは400yを投げ、チャンピオンシップ・レコードを記録した。

PATRIOTS 16 vs 26 BRONCOS



この勝利でブロンコス・ヘッドコーチのジョン・フォックスは、
「2つの異なるチームでスーパーボウル出場」を果たした史上6人目のHCに。

ドン・シュラ    『ボルチモア(当時)・コルツ』『マイアミ・ドルフィンズ』
ディック・ヴァミール『フィラデルフィア・イーグルス』『セントルイス・ラムズ』
ダン・リーヴス   『デンバー・ブロンコス』『アトランタ・ファルコンズ』
ビル・パーセルズ  『ニューヨーク・ジャイアンツ』『ニューイングランド・ペイトリッツ』
マイク・ホルムグレン『グリーンベイ・パッカーズ』『シアトル・シーホークス』
ジョン・フォックス 『キャロライナ・パンサーズ』『デンバー・ブロンコス』 
並び立つ名将と肩を並べた。



続いて連続でNFCを生中継、やっぱりTVの前で正座が崩せない。

San Francisco 49ers(#5)@Seattle SEAHAWKS(#1)。

最後まで地区優勝を争った49ersは12勝を上げ、5位ながら2位カロライナと同等、
単純な成績からすると1位2位対決にも等しい。

さらにこの両チーム、若いモビリティQBコリン・キャパニックとラッセル・ウィリアムス、
1,000yラッシングRBフランク・ゴアとマーション・リンチというタレントに、
シーホークス攻撃 ラン4位 パス26位 / シーホークス守備 ラン7位タイ パス1位
49ers    守備 ラン4位 パス7位  / 49ers    攻撃 ラン3位   パス30位
という風に成績までも似通っている。

大きく異なるのは、所はシアトル、『CenturyLink Field』で開催される点か。

今シーズン、スタジアム・ノイズ137,6dbの世界記録を樹立、
『世界でもっともうるさいスタジアム』に認定された。

両翼の70%を屋根が覆っているため、音が跳ね返り、かつ篭り、
ゴールライン・スコアボード下にある『ホークス・ネスト』と呼ばれるエリアは、
床板とベンチがアルミ製で、これを踏み鳴らすと120dbのカミナリをも上回る騒音を生み出すそうだ。
チームが欠番としているファンを意味する背番号『12』が相手チームの耳を奪い、味方の背中を押す。

最初のプレイでQBウィルソンがファンブル、これを強力守備陣の奮起でFGの3点で留めた。
49ersとしてはAWAYのハンデをもらった形のスタートか。

前半、キャパニックはパス17y獲得のみ、しかし自らのランで98yを稼ぐ。
一方のウィルソンは足を封じた形でポケットに留まっていた。

10対3、49ersリードで前半を折り返す。
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第3Q、シーホークスが執拗にランアタックを重ねると大きな穴があき、リンチが40yTDを奪い、同点。
その後、互いに点を奪い、一進一退。

第4Q、ウィルソンが『インテンショナル・グラウンディング』の手痛いミスを犯す。
シーホークスは迷いながらFGユニットを入れるも、時計が間に合わず、やむなくタイムアウトを消費。
中途半端な状態でここからギャンブルに出る、というマネージメントの悪さを見せてしまうが、
ウィルソンの『ハードカウント』がオフサイドを誘発、『フリープレイ』の中、TDパスが決まった。

シーホークスはダウンを失うわ、タイムアウトも失うわとドタバタ状態を露呈したが、
『フリープレイ』でSFセカンダリーが一瞬緩んだのか、災い転じての結果が転がり込んできた。
49ersにまさに一瞬の魔が差し、20対17とこの試合初のリードをシーホークスが奪った。

その後、キャパニックが腕をはたかれ、ファンブルするがゴール前で守備陣が奮起、
LBボウマンがボールを奪い返すもファンブル判定にならない悲運。
(ビデオレビューの対象にならないプレイのため)
ヒザをケガし、退いたボウマンのプレイは報われなかったが、
次のプレイでふたたびファンブルを誘い、4dギャンブルを止め、守備陣は存在感を示した。

だが次のシリーズ、キャパニックがインターセプトを喫し、FGを奪われ、23対17と差が広がる。


そして試合残り時間3:37、49ersの22y地点でボールが回ってきた。
タイムアウトは3回あり、さらには2ミニッツでも時計が止る。
NFLに於いては逆転には充分すぎるシチュエーション、
TDを奪えば7点が入ることは子供でも知っている。

サンフランシスコの人たちは歓喜のシナリオを思い描き、
シアトルの人たちにとっては悪夢のメロディを思い描くようなセッティング。

しかし前半とは打って変わり、すでにキャパニックの足は封じられ、
プレッシャーのきつい中、不安定かつ不確実なパスを強いられる形が続いていた。
彼を追い詰めたのはリーグ1位のシーホークス・パス守備であり、
もっとも元気でもっともうるさい『12』番目の選手たちであった。

試合終了まで30秒、残り18y、1stダウンという状況、さまざまな選択肢がいくらでも考えられたが、
キャパニックが安易にエンドゾーンに投げ込んだパスは弾かれ、シーホークス守備陣の手に収まった。

ともに308yを稼ぎ出した攻撃陣、
終始、一貫してランアタックを重ねたシーホークス、
後半、パス守備の強い相手にあえてパスで変化を求めた49ers、
勝負に打って出た49ersはボールを失い過ぎ、自壊した形となった。

22試合連続で100yラッシャーを出していない強力49ers守備だったが、
『ビースト』リンチは109yを記録、
ちなみに23試合前に100yを越えたのがリンチであった。

49ers 17 vs 23 SEAHAWKS
final.jpg
SUPERBOWL XLVIII は2月2日18:30KICKOFF。

Seattle SEAHAWKS vs Denver BRONCOS のマッチアップ。

奇しくも13勝3敗、1位の成績を上げたチーム同士の対戦、
オフェンスのブロンコス、ディフェンスのシアトル、
攻撃のAFC、守備のNFCと謳われたオーソドックス対決ともいえる。

立候補地から選ばれるスーパーボウル会場は初のニューヨーク開催を選択、
『MetLife Stadium』は正確にはハドソン川対岸のニュージャージー州イーストラザフォードにある。
ちなみに旧『ジャイアンツ・スタジアム』を取材した模様はコチラ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-02-14  
建設中の『MetLife Stadium』が見えますぜ。

IMG_8032.jpg
この試合を見終わるとスーパーボウルまで2週間空くわけで、
翌日には新春セール11,100円(モチロン総額ね)でゲットした大韓航空のチケットで、
今年初の『毎月ソウル』始動! ということで朝から成田に向かうわけです。

Are you ready for SUPERBOWL?



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Divisional Playoff 2014 [Sports]

DIVI.jpg

年明けからの週末、今シーズンの「ベスト版」ともいえるPlayoffの好ゲームが続いてます。

すべてのチームが出揃うディヴィジョナル・プレイオフ、某放送局は力を入れ、現地生中継。
こちらもがんばって朝5時起き、熱いコーヒーとドーナツで臨戦態勢です。

まずは土曜日の試合、NFCのNew Orleans SAINTS(#6)@Seattle SEAHAWKS(#1)。

NFLのプレイオフではシード順1位のチームに、
『ホームフィールド・アドバンテージ』(地元開催権)と『下位との対戦』という優位権が与えられる。

フットボールにおいて、地元でのゲームは圧倒的に有利なだけに地元での勝利は織り込み済み、
その上、アウェイでどれだけ勝利を掴めるか、というのが、常勝チームへの定石だ。



リーグ屈指のパス・オフェンスを誇るセインツを出迎えたのは雨と風、
そしてNFLで1、2番を争う『クラウド・ノイズ』。
シアトルはファンを『12番目の選手』と位置づけ、背番号『12』を彼らのために欠番としている。
それほど熱狂的なファンがアウェイ・チームに優しいはずがない。

冷たい雨と強い風、観客の声援がリーグ1位のシーホークス強力ディフェンスの背中を押すと、
リーグ2位の得点力を誇るセインツのパス攻撃は第3Qまで封殺。
セインツは成す術なし、といった状態のまま、試合の幕を閉じた。

得点差以上に実力差が現れたゲーム。

『Win or Go Home』、一戦必勝のポストシーズン、
ホーム有利の定石をいかに崩すか、あるいはそのセオリーに飲み込まれるか。
昨年はレイヴンズが見事をそれを打ち破り、頂点に上り詰めた。
初戦をアウェイで突破したセインツにもその期待がかかったが、一瞬の兆しでシーズンを終えた。

SAINTS 15 vs 23 SEAHAWKS



続いてAFC、Indianapolis COLTS(#4)@New England PATRIOTS(#2)。

先週、ポストシーズン初勝利を掴んだ2年目、次世代QBの先鋒アンドリュー・ラックが、
もはやポストシーズン進出は当たり前でもある『王朝』を担うQBトム・ブレイディに挑む。

好成績のQB対決だけにパス攻撃の応酬を想像させたが、
フタを開けてみるとペイトリオッツの執拗なまでのラン攻撃が展開する。

互いに相手の守備陣を交代させない『ノーハドル・オフェンス』での攻防が続き、
オフェンス陣が点を奪い合ったが、徹底したラン・アタックを通したペイトリッツが主導権を握り続けた。
RBブラントが166yを走り、トータル234yをランで獲得、一方、コルツは69yのランに留まった。
パス重視のペイトリオッツ・オフェンスがランで6つのTDを奪ったのは圧巻。

QBラックは331yを投げるもパス偏重となったオフェンスは4つのインターセプトを許し、自沈。
ポスト・シーズン慣れしたペイトリオッツの強さが浮き彫りになった。

COLTS 22 vs 43 PATRIOTS




日曜の試合、まずはNFC、San Francisco 49ers(#5)@Carolina PANTHERS(#2)。

昨年、SUPERBOWLで敗れたものの序盤から好調を維持し、
シアトルと最後まで地区優勝争いをし、雪辱に燃える49ersを、
好調なディフェンスがチームを牽引、ダークホース的ながら地区優勝をものにし、
ホーム開催という有利なポジションを得たパンサーズが退けることができるのか。

パンサーズ2位 49ers5位という強力守備陣を礎に12勝を上げた両チーム、
ともに3年目でモビリティ能力のあるQBがチームを牽引する点など似ているところが多い。

前半こそ、13対10とツバ競り合いを演じたが、
後半は49ers守備陣がパンサーズを圧倒、点差は広がるだけでゲーム・エンドとなった。

QBニューサムはモビリティQBの悪い部分が露呈、
パス・ターゲットを最後まで探し求めることなく、自らの足に頼り、自壊。
一方のQBキャパニックはランとパス・アタックに自らの足も絡め、強力パンサーズ守備陣を翻弄した。

3年目のQBが牽引する両チームだが、ポスト・シーズン経験の有無がそのまま結果に現れた形。

2012年、カンファレンス決勝で敗れ、2013年、SUPERBOWLで敗れ、
屈辱をバネに一段一段上がってきた49ers、今後も目が離せない存在だ。

49ers 23 vs 10 PANTHERS


続いてAFC、San Diego CHARGERS(#6)@Denver BRONCOS(#1)

シード6位のチャージャーズが3位のベンガルズを退けたことで同地区のライバル対決となった。

QBペイントン・マニングがシーズン55タッチダウンパスのNFL新記録を打ち立て、
リーグ1位と最強パッシング攻撃を誇るブロンコス。
対するチャージャーズもパス攻撃はリーグ4位と好調、
さらにシーズン後半から上り調子でポスト・シーズンに滑り込み、
初戦もアウェイで勝ち上がるなどまさにイキオイに乗っているチーム状況だ。

故障者も多く、リーグ19位だったブロンコス守備陣だが、
前半、チャージャーズのパス攻撃を1yに留め、第3Qまで得点を与えない奮闘ぶりを見せると、
それに応えるように強力攻撃陣がコンスタントに得点を重ねる磐石の試合運び。

ブロンコスは最後は時間を使わせ、得点を与える余裕も。

スコア上、1シリーズ差ではあるが、ゲームはブロンコスが終始危なげなく運んでいた。
チャージャーズ唯一の可能性はTDを決め、14対24となった時点でオンサイド・キックを成功させ、
「最低限タッチダウン」が必要な状況でFGの3点で攻撃を終えてしまい、これで勝利への灯は消えた。

要所で『ニュートラルゾーン・インフラクション』の反則を連発したチャージャーズ守備陣、
スタンドを埋める観客に足をすくわれ、リズムに乗れないまま、タイム・オーバーとなった形。

CHARGERS 17 vs 24 BRONCOS

tournament.jpg

AFCはシード1位のブロンコス、2位のペイトリオッツが残り、
予想通り、シーパーQBを擁する2チームの順当な対戦となった。
NFCはシード1位のシーホークスに5位の49ersが挑む形だが、
最後まで地区優勝を争った同地区のライバル対決、シード順はアテにならない。

「NFLでもっともおもしろい試合」といわれるチャンピオンシップ・ゲーム、
今シーズン、ベストの成績を残した4チームで争われるなんて、Best of Best過ぎる。

月曜の朝、暗いうちに起き出し、コーヒー淹れて、Are you ready for some FOOTBALL?


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Wildcard Playoff 2014 [Sports]

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大寒波に襲われているUSAですが、NFLはおかまいなしにKICKOFF。

年末にレギュラー・シーズンが終了したわけですが、
最終週=16試合目が終わるまでプレイオフ出場チームが定まらないという、
地元ファンでなくても最後まで釘付けにされる悩ましいリーグなわけです。

その翌週、1月第一週からは『PLAYPOFF WEEKEND』。

雑煮にBirthdayにPLAYOFFとシアワセ山積み。
ああ、やっぱり1月は旅行なんかしている場合じゃないんだよな。

ポスト・シーズンに駒を進めたチームは、
AFC;
#1 Denver Broncos   (AFC West1位) 13勝3敗
#2 New England Patriots(AFC East1位) 12勝4敗
#3 Cincinnati Bengals (AFC North1位)11勝5敗
#4 Indianapolis Colts (AFC South1位)11勝5敗
#5 Kansas City Chiefs (AFC West2位) 11勝5敗
#6 San Diego Chargers (AFC West3位) 9勝7敗

サンディエゴ以外は2桁勝利を挙げ、妥当なポスト・シーズン進出。
サンディエゴはマイアミ、ボルティモアの両チームが負ければ、という条件付きだったが、
なんとこの両チームがともにコケ、最後のシートが転がり込んできた。

ちなみにボルティモア・レイヴンズは昨年のSUPERBOWL Champion。
プレイオフに進むことなく、シーズンを終えた。

NFLは強いチーム同士を対戦させるスケジューリングが組まれる。
連覇のハードルはものすごく高く、現に3連覇を成し遂げたチームはいない。


NFC;
#1 Seattle Seahawks  (NFC West1位) 13勝3敗
#2 Carolina Panthers (NFC South1位) 12勝4敗
#3 Philadelphia Eagles(NFC East1位) 10勝6敗
#4 Green Bay Packers (NFC North1位) 8勝7敗1分
#5 San Francisco 49ers(NFC West2位) 12勝6敗
#6 New Orleans Saints (NFC South3位) 11勝5敗

こちらは東地区以外の3地区が最終戦まで優勝が決まらないという好成績の中の混沌。

グリーンベイはシカゴとの直接対決をものにし、地区優勝。
NFLでは引き分けは0,5勝と換算するので、0,5勝差で逃げ切った。

アウトドア&スポーツ ナチュラム


シード順は地区優勝が尊重されるので、SFは12勝を上げながらシード順5位となる。
「勝利数」でシード順をつけたほうがいいのでは、という声も最近は上がってきてはいる。
なにせ2011年にはシアトルが7勝9敗で地区優勝、
史上初、負け越しでポスト・シーズンに進み、この声はさらに大きくなった。
その声に抗うようにシアトルはプレイオフ初戦に勝利したが。

この論議が煮詰まるとワイルド・カードを1枠増やし、
ますますオモシロさが増したポスト・シーズンにさらに変貌があるかもしれませんね。



生中継、朝6時のTVに齧りついて『WILDCARD Saturday』、
まずはKansas City Chiefs@Indianapolis Colts。

新星キャパニックに追いやられた形でSFからKCに移ってきたQBアレックス・スミス、
フィラデルフィアで勝ち切れず、その座を追われたHCアンディ・リードをすぐに獲得し、
弱小チーフスはすっかり生まれ変わった。

シーズン中盤まで無敗で進み、今シーズン一番のオドロキを見せたが、
この試合でもコルツ相手に第3Qまで28点差をつけ、
モンタナ在籍時以来、20年ぶりのポストシーズン勝利は確実と思われた。

しかしRB2人を含む、主力4人を試合中に欠き、迷走。
後半、コルツに35点を奪われ、気づけば1点差での敗戦。
コルツのQBラックは2年目にして、初のプレイオフ勝利をものにした。

シーズンの疲れが溜まり、ケガにつながったか。
HCリードがここ一番で勝てないヘッドコーチの可能性も否定できない。
タイムアウトの取り方など、一発勝負で重要なゲーム・マネージメントが甘かった。
ショッテンハイマー以降、それがチーフスの宿命か。

CHIEFS 44 vs 45 COLTS。

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続いてNew Orleans Saints@Philadelphia Eagles。

エースQBマイケル・ヴィックの穴を埋めるどころか、それ以上の成績を残したQBニック・フォールズ。
昨年のSFキャパニックに似た新星はガマンが続くゲームでも質の高いプレイを見せ、
第4Q残り時間4:58にはタッチダウン・パスを決め、1点のリードを奪った。

だがリーグ屈指の攻撃力を誇るセインツに5分近い残り時間は多過ぎた。
じっくりボールを進められ、FGでジ・エンド、新星のシーズンは幕を閉じた。

SAINTS 26 vs 24 EAGLES



San Diego Chargers@Cincinnati Bengals。

シーズン後半、4連勝と尻上がりに好調を重ねてきたチャージャーズ、
その連勝はホームでベンガルズに敗れた翌週からの記録、という皮肉さ。

チャージャーズがその借りをポスト・シーズンでキッチリ
というよりもベンガルズQBダルトンが格落ちの感が否めない。
QBダルトンは334y投げながら敗戦、
勝利QBリーバースはわずか128y、それでこのスコアである。

CHARGERS 27 vs 10 BENGALS

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tournament.jpg
San Francisco 49ers@Green Bay Packers。

昨年、彗星のように現れたキャパニックとともにSUPERBOWLに駆け上がった49ers。
そのままの状態を維持してきた若いチームがパッカーズのホーム=ランボー・フィールドへ。
プレイオフのホームでの勝率が異常に高いパッカーズ、
この日も-15度の気温が彼らを後押しする。

風が吹くと体感気温が-20度を下回るフィールドでは互いの守備陣が奮起、
ガマンの試合展開が続いたが、QBキャパニックは半そで、グローブなし。
その足も凍りつくことなく、パッカーズ守備陣を切り裂いた。

第4Q残り時間5:09、パッカーズがFGで同点にするも、

こちらもやはり残した5分がNFLにおいては長過ぎ。
タップリ時間をかけ、最後は決勝FG、49ersが『アイスボウル』を打ち砕いた。

49ERS 23 vs 20 PACKERS

4試合のうち、ホーム3チームが敗れた。
形的にはUPSETだが、シーズン成績を見るとチャージャーズ以外は順当勝ちの感が強い。
ただしこうなるとシード順の設定への論議が高まる可能性は充分にある。

来週は『Divisional PLAYOFF』、次の日曜も早起き早起き。


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Are You Ready for Some Football ? [Sports]

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現地時間5日(日本時間6日)、NFL開幕です。

9月となるとアメリカは新学年がはじまり、
『フットボール・シーズン』が開幕、夏が終わってしまったことを感じさせます。
キックオフの生中継、朝9:30からTVに張り付いておりましたが、
結果は書かないでおきます。

昨年はNFL開幕を見届けて、ソウルに飛んでいましたね。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2012-09-06

今年は通常、飛ばない夏のハイ・シーズンに、
チェジュ航空の¥777チケットをゲットしましたからね
ソウルから戻ってきて開幕を迎える、というパターンになりました。

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さて「9月の第1週」=「NFLの開幕」と答える方以外にもお届けできる内容を。

NFLはNational Football Leagueの略、
NBA=National Basketball Association(バスケ)、
MLB=Major League Baseball(野球)
NHL=National Hockey League(アイス・ホッケー)を合わせ、
「アメリカ4大スポーツ」といわれるものの一角です。
向こうじゃ誰もこんなこといわないけど。

ここ10年で3倍増の収益を得ている世界でもっとも成功を収めているプロ・スポーツ・リーグ。
アメリカでもアタマひとつ抜けた人気を誇ってますが、
どういうわけか日本は波及してこないという現象、地上波放送がないからかな。

IMG_4884.jpg
ピンクのタオルは「乳ガン撲滅キャンペーン」のイメージ・カラー。 

子供の頃、「ヘルメットの書かれた下敷きでチームを覚えた」なんて方もいるかもしれません。
年齢バレるけどダイジョウブ、わたしもそのクチ。
当時は2カンファレンスx3ディビジョン(地区)、計28チームでした。

今は2カンファレンスx4ディビジョン(地区)、
各地区に4チームずつが所属し、計32チームの世界最大のプロ・スポーツ・リーグ。
増えたチームはこんな感じ。

1976 Seattle Seahawks
     Tampa Bay Buccaneers
     (下敷きが日本に入ってきたのはこの数年後)
1995 Carolina Panthers
     Jacksonville Jaguars
1996 Baltimore Ravens *
1999 Cleveland Browns *(再設立) *印のレイブンズとブラウンズに関しては、
2002 Houston Texans         社会問題になるほどの移転劇が秘められてますが、またの機会に。



NFLのゲームは体力的にタフなので、基本、週一回、
これを16試合、つまり16週=4ヶ月がレギュラー・シーズン。
ということは「オラが地元」のホームゲームはわずか8試合、
その8試合だけの『シーズン・チケット』がなかなか買えないチーム、なんてザラ。

1月、好成績の12チームが4週の『ポスト・シーズン』をトーナメントで戦い抜き、
2月、立候補地で行なわれる『SUPER BOWL』に2チームのみが出場します。
32チームから12チームが生き残り、2チームのみが頂点に駆け上がり、そして栄冠を掴むわけです。

IMG_4545.jpg
ゲーム前のテールゲート・パーティ。BBQをつつきながら、東海岸のゲームを観戦中。 

リーグは数年前から各チームに1週の休みを入れる『BYE Week』を導入し、
これによりシーズンは17週に。
つまりファンは1週長くシーズンを楽しめるようになったんですね。
この辺のリーグ経営が巧み、現在「18週案」なんてのも取沙汰されてます。

基本、全試合TV放映がつきますが、
古くからその週のベストカードを「マンデイ・ナイト・フットボール(MNF)」と称し、
月曜のプライム・タイムに全国放送します。
これもファンを吸い付ける魅力のひとつ。

重ねて以前から「サンクス・ギビング・デイ・ゲーム」といって、
感謝祭の祝日の木曜にもゲームを行っていましたが、これを改良し、
昨年からは「サーズデイ・ナイト・フットボール」と称して、
毎週木曜にも1試合ゲームを設定、さらにTVの前にファンを釘付けに。

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これ、なんで木曜かというと9月以降のアメリカは、
金曜には地元高校の試合、
土曜には大学の試合、
日曜にはプロ(NFL)の試合を東海岸、中部、西海岸時間と時差ありで見続け、
月曜の夜はMNFで再び、テレビに貼り付く、というのが定番。
金土曜のカレッジ、ハイスクールのマーケットを奪わないように設定した、
という極めて合理的な理由です。

「カウチ・ポテト」という言葉はこのTV観戦から生まれた、という話も。

開幕戦は3年ほど前から『スーパーボウル・チャンピオン』が受け持ち、
「開幕戦」+「チャンピオン」という設定でファン心をくすぐる。
そのチームのファンじゃなくても観ちゃうわけです。

IMG_4512.jpg
駐車場のテールゲート・パーティには「ゲームには行かない」なんてツワモノもいる。


今年の『シーズン・オープナー』は、Baltimore Ravens @ Denver Broncos、
昨年取材に訪れた『Sports Authority Field at Mile High』がその舞台。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2012-10-27 (デンバー取材行)

通常はチャンピオンが優先的に地元開催権を得るわけですが、
今年は同日にMLBのBaltimore Oriolesの主催ゲームがあり、
駐車場を共有する『Oriole Park at Camden Yards』と『M&T Bank Stadium』は共催ができない、
というまさかの理由でデンバー開催となったそうです。

ちなみにレイブンズのキャンプ取材でボルティモアを訪れたことがありますが、
この両スタジアムは歩いて5分ぐらいの距離。(地図参照)
ダウンタウン・エリアにあるので、駐車場共用はしかたないよね。

そんな情報よりも去年の『ミネアポリス・デンバー取材紀行』もまだブログに上げてない~!

価格.com ブロードバンド

ソウル情報;

今年4月から2路線で試験運行されていた『深夜バス』が、
9月12日から追加の7路線を含めた9路線で本格運用されるそうです。
『オルペミ・バス』と呼ばれる深夜バスは市バス終了後の0時~5時の間、
40~45分間隔で運行するバス。

料金は広域バス料金と同じ1850w(T-moneyカード利用時)。

各路線はコチラ  ↓
http://www.utravelnote.com/seoul/etc/bus-seoul (ユートラベル)
http://www.seoulnavi.com/special/5047943 (ソウルナビ)

東大門~明洞・南大門、なんてルートもあるので、東大門のタクシー戦争を避けることもできますね~
みなさん、もうタクシーでボラれないでね。

我が定宿=新設洞ルートや鍾路も多いので、今度使ってみよ!
そのときは「毎月ソウル」で現地レポートしますね~。


ボルティモアのスタジアムの距離感を地図で ↓



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