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Brunei Dollar @Bandar Seri Begawan [Brunei]

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4月3日 -Day4-

朝、屋根を叩くスコールの激しい音で起こされた。

ドミトリーは結局、他の客が来ることなく、5つのベッドと広い部屋を占有して過ごすことができた。
こういう点はオフ・シーズンの恩恵だが、ホステルがクローズしていたのもオフ・シーズンならでは。

昨夜は巨大なショッピング・モール「ヤヤサン・コンプレックス」で両替店を見つけ出し、事なきを得た。
一両日しか滞在しない国の通貨をあまり手元に残したくない、ということもあり、
1,000円だけ両替すると$10ちょっとの金額が手元にやってきて、残金は$11そこそこに。
ブルネイ・ドルはシンガポール・ドルと同じレートを導入しているはずなのだが、レートは芳しくなかった

日が落ち、涼しくなった通りをブラついているとやたらと声をかけられる。
「ドコからきた?」「ナニしてる?」、見知らぬ人に唐突に話しかけられるので、最初は警戒したが、
そうやらブルネイの人は人なつこいらしく、屈託なく他愛のない質問を投げかけてくるようだ。
「ナニジンか?」の問いかけに「日本人だ」と答えると握手まで求められた。

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夜の時間はエアコンが効き、Wi-Fiが入るカフェを探し出し、腰を落ち着かせた。
夕食にミー・ゴレン$5、小さなカフェは欧米の客が2組いて、それぞれが同様に夜の時間をゆっくり過ごしていた。

宿への夜道を歩いていると、今度はバスで一緒だったニュージー娘と出会った、なんともバッタリの多い国だ。

朝のスコールで涼しく過ごしやすくなったが、金ピカのモスクに足を踏み入れる気にもならなかったし、
アレコレ探し求め、街なかを歩いてもナニかに出会えそうな気配がなかった。
小奇麗で安全である国であることは素晴らしいことだが、
この国この街に気を惹かれるものも未練もなくなってしまい、旅立つことを決めた。

熱いシャワーで目を覚まし、チェックアウトを済ませ、すぐ向かいにあるバス・ターミナルに向かう。

誰彼かまわずに港行きのバスを尋ねると、誰かがバス番号を教えてくれた。
その番号をつけたマイクロバスに荷物を積み込んでいた男性が、乗って待っていろ、と素っ気なくいう。
チケットを買うでもなく、空いた座席に座っていると、10分ほどでバスは出発した。
時計を見ると7:13、席が埋まっているわけでもなく、どういう基準で走り出したかわからないが、
車内で料金を支払い、1時間ほどおとなしくしていれば港に着くことは確かだ。

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8:20、灼熱の中に放り出された昨日の駐車場に戻ってきた。

どうやら港湾施設内には許可証があるクルマしか入れないらしく、ここでバスを差し換えているようだ。
違うバスで5分後には港に運ばれ、その流れでチケット窓口で尋ねると「8:50のラブアン行きがある」という。
これなら午後のフェリーに乗り継ぎ、今日のうちにKKに帰りつけそうだった。

バンダル・スリ・ブガワンの街歩きをせず、早々に発ってきたのには、
船の乗り継ぎが悪くて、KKに帰りつけない、という心配もあったからだ。

ラブアン島までのチケットは$15と書かれていた。
夕食を食べ、バス代$1を支払い、現金の残りは$5、
チケット・カウンターの横にある両替窓口でもう1,000円を両替し、$10ちょっとが手元にやってきて、
これでみごとピタリ賞、ブルネイ・ドルはほとんど残らずに済みそうだった。

が、思わぬ落とし穴があった。

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「ラブアンまで1枚、次の船で」

「8:50の船でいい? $17よ」

窓口のガラスの向こうの女性がそういう。

「え? $15って書いてあるけど」

「チケットは$15、それに出国のTAXが$2かかるの」

短い船旅だが、確かに出国を経るので港湾使用料、あるいは出国税の類がかかるわけなのですね。
ああ、$2足りないためにもう1,000円両替しなくてはならないのか。
(通常、外貨両替は紙幣しか受け付けない。US$なら$1紙幣から可能だが、日本円は・・・)

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ピタリ賞からみごとに転落、失望に意識を失いかけたが、財布の中にシンガポール・ドルを入れていたのを思い出した。

「たしかシンガポール・ドル、使えますよね?」

「この国では問題なく使えるわよ、ただし紙幣だけよ」

「わお」

財布から$2紙幣を取り出し、15ブルネイ・ドルに合わせて窓口に差出した、あらためてのピタリ賞獲得だ。

8:30になり、出国のゲートが開くと行列もなく、それぞれがのんびり出国手続きに進んだ。
8:50になると予告なく船は動き出し、10:20にラブアン島に到着した。

マレーシアの入国手続きを済ませ、すぐにチケット・カウンターへ向かった。

「次の便でKKに行きたいんだ」

「一番早いので13時よ、34リンギット」

「それでお願いします。TAXはかからないの?」

「マレーシア内の移動だからいらないわ」

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そう言われて納得、ラブアン~KKは国内移動、すぐにチケットを買い求めた。

この島で与えられた時間は2時間半、ランチして、Wi-Fiのあるカフェでも探すかな。


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Bandar Seri Begawan @Bandar Seri Begawan [Brunei]

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行く宛て無しの宿無しくんはユース・ホステルを離れ、名前の上がったホテルを目指した。

オバチャンスタッフによるとそのホテルはバス・ターミナルの近くらしいので、来た道を戻る。
目印のブルネイ・ホテルはすぐに見つかったが、肝心の安宿が見つからない。
メモしたホテルの名前を噛みしめながらターミナルの周りをうろついた。

通常、どこの街のバス・ターミナルにも周辺に安宿が連なる通りがあり、旅人を集めている。
ところがここバンダル・スリ・ブガワンのターミナルの周りには安宿が並ぶような通りはなく、
大して安くないエコノミー・ホテルがポツンと一軒あるだけだった。

首都とはいえ、町の規模は小さく狭いので、バス・ターミナル周辺に安宿が集う必要がないのかもしれない。

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ターミナル周辺を2まわりほどしてようやくメモした安ホテルを探し当てた。
『K.H. Soon Hotel』の正面入口には「上で受付」と書かれていた。
古い建物の階段を上がり、2階のオフィスのドアを開けると、中はエアコンが効いていて心地よかった。

「すみません、部屋ありますか?」

「あら、ホテルならもうひとつ上よ。ここはツアーの代理店よ」

ツドンを巻いた女性がキレイな英語で返してくれた。
間違えたことを詫びて、去ろうとしたこちらの背中に思わぬ言葉がかけられた。

「どの部屋を希望しているの?」

「ドミでもシングルでも、ベッドがあればなんでもOKです」

「うちでも扱っているわよ。上のホテルのドミなら$18、でもシングルは扱ってないの」

「え、安いですね。う~ん、上に行ってシングルの値段聞いてきてからでもいいですか。

「かまわないけど、このオフィス、もうすぐ閉まるわよ。それまでに戻って来てね」

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しばしの猶予をもらい、階段を駆け上がるとホテルの入口にはフロントもどきのテーブルがあった。

「シングル・ルーム、空いてますか?」

「シングルはないよ。ドミなら$35だ」

フロントのオッサンはやる気のなさ全開でコーラを飲み、友達としゃべりながら対応してきた。
あれこれ掘り下げても展開しそうもないので「OK」と言い捨てるようにして階段を駆け下りた。

「お待たせ。まだダイジョウブ? $18のドミ、お願いします。カード使えます?」

市内で両替するつもりで、港では最低限両替しただけだったので現金の持ち合わせがなかった。

「カード使えないの。ATMが近くにあるから行ってくる? それぐらいなら待っているわよ」

彼女の声を聴きながら、ポケットにある現金をすべて出してみた。
見慣れないブルネイ・ドルを数えるとちょうど$18、70セント分のコインだけが残った。

「わ、ピッタリ$18だ。とりあえず、これでホームレス&ベッドレスにならずに済みました。
 しかも半額近い料金で泊まれることになったし」

「ラッキーね。料金はうちはビジネスだから気にしないで。
 オフィスが閉まる直前に飛び込んできて、アナタ、相当ラッキーだわ」

そういうと彼女はお金を数え直し、領収書を切り、
これがそのまま宿のバウチャーになることを説明すると、オフィスを閉める準備をはじめた。
帰り支度をする彼女に礼を言い、先ほど降りてきた階段をまた上がった。

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先ほどと同じテンションのオッサンはメンドくさそうにドミトリーの部屋のカギを開けた。
広い部屋には清潔なベッドが5つ並んでいた。

「今のところ、他の客はいないよ。エアコンはあそこでシャワールームは廊下の突き当たりだ」

オッサンは安定したやる気のなさで案内を終えると友達とのおしゃべりに戻っていった。

動き回って暑かったので早速、スイッチを入れるとエアコンは激しい音を立てながら動き出した。
窓の外ではスピーカーから吐き出されるアザーンの声が響き渡っていた。

思いがけない安さでベッドを確保し、「宿無し」くんは回避できたが、
今度は70セントしか持たない「文無し」くんになってしまっていた。
エアコンが部屋を冷やすのを待たずに部屋にデイパックを置き、すぐに表に出ることにした。
ところが夕方のこの時間、街なかの両替店はすでに閉まっていて、
外貨はあるのに現地通貨がない、という旅行者としては一番情けない状態に陥っていた。

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夕食はカードが使える店で食べればいいので、大きな不安はなかったが、
港までのバス代とKKに戻るフェリー代が現金で必要だった。
最悪、カードが使えるATMか、明朝、両替店が開くのを待ってから港に向かうかでなんとかなるが、
ミネラル・ウォーターの小さいボトルしか買えない状態で夜を迎えるのはなんとも侘しい。

夜でも開いているショッピング・モールに出向けば、両替店もあるだろうと、
根拠のない自信と経験を背にバンダル・スリ・ブガワン最大というモールを目指した。

途中、大通りで港で話を交わしたドイツ系の彼とバッタリ遭遇した、さすが小さな首都。

「やあ、宿は見つかった?」

バスの乗客同士はなんとなく安宿や観光名所の情報交換をしていて、彼は宿のアテがないといっていたのだ。
併せて泊まるはずだったホステルのハプニングをかいつまんで話した。

「大変だったね、でもいいね、そのドミ。この街は安宿がないみたいなんだ、困ったよ」

「よかったらここのドミ、見てみたら? すぐそこだし」

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そういってホテルカードを渡す、ただし彼が泊まるドミトリーは$35だろう。
ラッキーな代理店での顛末は話さないでおいた、すでに事務所は閉まっているのだし。

「Good Luck」、アザーンが響く夕方の街、それぞれの方向に分かれた。


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Brunei Darussalam @Bandar Seri Begawan [Brunei]

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5分ほどでバスはやって来た。

古びたマイクロバスに乗り込み、それぞれが空いている席に着くと、
ツドン(tudung・モスリム一般ではヒジャブ(hijab))を被った女性車掌が前から順に料金を集めている。
車掌といっても制服など着ているわけでもなく、普段着にサンダルという出で立ちだ。
彼女に「バンダル・スリ・ブガワン」と告げると「$2」と素っ気ないお答えが。
後ろの外国人旅行者軍団にそれを告げるとみな手際よく料金を用意した。

バスは港湾施設を出ると、少し走っただけで大きな駐車場に入った。

「ここでバスが変わるから、ここで待っていて」

そういわれ、旅行者だけの6名の乗客は閑散とした駐車場に呆然と放り出された。
15時を回っているが、日差しは依然キツイまま、それぞれが黙って日陰に避難した。

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10分ほどで別のバスが現れ、乗車券代わりの領収書を確認できた客から詰め込んでいく。

車内はエアコンが効いていて別世界。
苦笑いしながらそれぞれがエアコンの吹き出し口を自分に向け、汗を乾かした。
歩いてやってきた地元の客も乗せると席は8割方が埋まり、バスは満足気に走り出した。

マイクロバスは村というか町内というか、郊外の住宅が並ぶエリアなどを巡り、コトコトと走り続けた。

途中、地元の人を降ろしたり、学校帰りの子供を乗せたり、を繰り返していく。
地元の人は席に落ち着くと「ドコから来たの?」「ナニ人?」などと気さくに声をかけてくる。
どうやらブルネイの人は屈託がないようで、人なつこくて明るい。

彼らが触媒になったようで旅行者同士でも自己紹介、情報交換の会話が盛り上がった。
バス乗り場で声をかけてきた彼は一人旅のドイツ系、
女性2人組はニュージランド人で、男性2人組はイタリア&トルコの連合軍らしい。
車内が外国人旅行者だけになると話し声はさらに大きくなった。

のんびりマイクロバスは1時間かかって市内のバス・ターミナルに到着した。

声を掛け合い、それぞれが自分たちの宿を目指し、散っていく。
こちらもネットで予約したユース・ホステルへ。
プリントアウトした地図では10分か15分歩けば着くような距離なので、
市バスには乗らず、バス・ターミナルから歩くことにした。

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日が傾きかける頃合いだというのに気温と湿度は引き下がる気はないようで、
すでにぬるくなったペットボトルの水ではいくら飲んでも涼しさは感じられなかった。
ひとまず荷物をデイパックだけにしたのは正解だった。

10分ほどでひょっこり目的のユースに着いた。

入口の門の脇、日陰になったベンチでジイサンがパンツ一丁で夕涼みしていた。
日陰は風が吹き抜け、別世界のように涼しいがそれにしてもパンツ一丁かい。

「%X#@、ヤテナイヨ。くろーず」

ここがユースかどうか尋ねると英語がわからないのか、身売り手振りでバツを示している。

ナニをイッテイルのコノヒト、と思いつつ、彼の脇を抜け、扉を開け、中に入った。
ユース・ホステルは幼稚園が併設されているらしく、
子供たちが描いたであろう絵が壁一面に飾られている。
事務所のカウンターのオバチャンスタッフに話しかけたが、英語が苦手らしく、
すぐに奥にいる別のオバチャンを大声で呼んだ。

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「すみません、チェックイン、お願いします」

「ユース部門はクローズしているわよ」

「え? たびたびHPからもメールしていたんだけど」

奥から現れたオバチャンスタッフにそう説明する。
こちらからメールを数通送っていたのは確かだった、だが返信はもらえていなかった。
本来ならば予約確認をFAXや電話でしっかりするべきなのだろうが、
安宿の常で、行けばちゃんと予約が入っていた、ということは実際よくある事例。
今回もそうだろう、と勝手に思い込み、返信が来ないことは無視して来ていた。

「8月まではクローズなのよ。しかも今日はユース担当の人はもう帰ったわ」

「その人に連絡つきませんか?」

「電話してみるわね」

シーズン制で営業をしているユースがあることは確かだし、電話で聞いてベッドが空くわけではない。
ただユース担当なら他の安宿の情報を知っているかもしれないと思ったのだ。
幼稚園スタッフであろう彼女たちは安宿は知らなかったし、
徒手空拳でここを離れ、知らない街を宿を求めて歩くのはあまりに不安過ぎた。

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電話口のオッサンは英語がわかるらしいが、営業してないことを言い訳がましくがなり立ててくる。
こちらはそんなことはもうどうでもよくなっていて、今夜の寝床を確保することが頭を覆っていた。

「ユースの事情は分かりましたから、他に安宿知りませんか?」

「それなら『K.H. Soon』という宿があるけど」

「ケーエイチくん? ナニ? 場所はわかりますか? 連絡先は?」

「場所はブルネイ・ホテルの裏。連絡先はわからない」

電話口のオッサンは明らかにメンドくさそうにそう言い放った。

「ありがとうございます。自分で探します」

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これ以上、助けになりそうもなかったので、オバチャンスタッフに電話を返した。
自分の家の電話なら受話器を叩きつけたいようなそんな感情を抑えつつ。

知らない国、知らない街、知らない土地、とりあえず今は宿無し。


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おんたいむ from Bandar Seri Begawan [Brunei]

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ブルネイにやってきました。

Bandar Seri Begawan、バンダル・スリ・ブガワン、
この国の首都ですね、通称BSB、ひーや。

とわかる人はわかるギャグを挟みつつ、現地ルポ。
あ、ちなみに『Brunei Darusaalam』、これがこの国の正式名です。

ここから時系列で行きますね、BGMは『24』にでもしておいてね。




―8:00―
高速船でコタ・キナバル(KK)を発ち、
3時間ちょっとでラブアン島という非課税、フリーポートの島に到着。
直通便がないのでここで乗り継ぎを余儀なくされ、この時点ではまだマレーシア。

―11:30-
上陸してみたものの、免税店がひたすら並ぶような街で見るモノはなし。
うろついてエアコンの効いた店を探り当て、そこでゆったりランチ・タイム&小休止。
なにせ次の出発時間は13:30。

―13:20―
フェリー・ターミナルで出国手続き、船に乗り込むと定刻通りに出発。

―15:10―
1時間半ほどでブルネイの港に到着、読書は進んだけど、あ~、もうケツが板杉さん。
入国手続きに少しだけ並び、少しだけ質問され、少しだけ怪しまれ、無事入国。

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―15:30―
両替を済ませ、建物の前でバス待ちしているとすぐにバス到着。
ここからマイクロバスの旅、1時間。
船もバスもエアコン効いているから助かるけど、
5時間以上、座りっぱなしなので、おしりは完全に見失った。

―16:30―
BSBのバスターミナル到着、歩いてユース・ホステルへ。
距離を覚悟していたが、意外と近く、汗だくになる前に発見。
ラッキー、と思ったが、ここから悲劇、あるいは喜劇のはじまり。

―16:40―
なんとユースはクローズ状態、事務のおばちゃんはベッドない、とつれない返事。
「メールでブッキングしたよ」と文句をいうとマネージャーに電話してくれたが、
電話の向こうでは「8月までクローズだ」と素っ気ない返事。
「どうすんのさ」とゴネると「ブルネイホテルの近くに安宿がある」と投げやりな返事。

やってないものと闘ってもムダでしかないので、早々に撤退。

BSBには安宿が少ないらしく、いちおうその安宿とやらは保険でおさえてあった。
まさか保険を使うことになるとは。

―17:10―
ところがその保険が見つからない。
おっさんはブルネイホテルの裏、といっていたが、見つけられない。
あくまで保険だったのでホステルの地図しかプリントしてこなかったのだ

おまけに彷徨いながらブルネイ・ドルがないことにも気がついた。



ユース・ホステルではドミトリーに滞在予定、
明朝にはまた船に乗ってKKに戻るつもりだったので、
宿代$10、バス代$1x往復(『某歩き方』さん、バス代間違えてます)、
一食分の食費$3ぐらいありゃ充分と思い、
港でリンギットから$20分相当しか両替してこなかった。

うう、リンギットも日本円もあるのに~。
金がないのは首がないのといっしょ by西原画伯。

―17:30―
安宿が見つからなきゃ、バーガーキングかCAFEで夜明かしか、と、
店先をなめてみるとどちらも営業は24時まで、ブルネイの夜はそんなに深くない。

とまあ、ボストンの探偵は最悪の事態も考えながら、歩き回り、ようやくホテルを探り当てた。
今度はお金の問題、ダメもとでフロントに挑んでみることに。
シングルは$35、カードが使えるか、あるいはさらなる両替へ走らねばならないか。

気合を入れて、2Fのドアを開け、キレイなオフィスに入ると、
「ここ、ホテルじゃないわよ、上よ」とあっさり言われた。
う~ん、間違えて下の旅行会社に飛びこんじまったのだ、探偵も時には冷静さを失う。

ところが続けて彼女の口から出てきた言葉は意外なものだった。
「上に泊まるの? ドミ? シングル?」

「え? ここってドミあるの?」

「うちだけ扱っているの。シングルは$35、ドミは$18よ」

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どうやらネット上にも転がってない貴重な情報を掘り当てたらしい、
やっぱり名探偵なのかもしれない。

ポケットにはさっき両替した$20からバス代を払った残りが。
とりあえず今夜の居場所は確保できたか。

17:50、手持ちは$1、問題は晩飯をどうするかだ。


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