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SUPERBOWL XLIX [Sports]

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現地時間2月1日16:30(MST)にKICKOFFのSUPERBOWL XLIX。

開催地はアリゾナ州フェニックスの隣町グレンデールにある
『ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム』。

63,400名収容のこのスタジアム、
ややこしいのですが「フェニックス大学」はあくまで20年契約の冠スポンサー、
大学が冠スポンサーとは理解しづらいですが、スタジアムはカーディナルズのホームなのです。

熱いアリゾナでは日差しから天然芝を守るため、屋根は開閉式、
先駆けて建設のMLBダイヤモンドバックスの『チェイス・フィールド』が導入したスタイル。

キックオフ・タイムは「MST(Mountain Standad Time)」の夕方という中途半端な時間ですが、
これは東海岸「EST(Eastern Standad Time)」のプライム・タイムにあわせているので、
この時間になるわけですね、莫大な放映料を支払うTV局に合わせた時間です。

日本では月曜の朝8:30、モチロンみなさんも休みを取って、生中継をご覧になっていたはず。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-02-02 (SUPERBOWL Party@TOKYO)

この街にはかつてMLBのスプリング・キャンプ取材で訪れ、
当時、テンピにあった『サンデビル・スタジアム』は訪れましたが、新スタジアムはまだ未踏。

アメリカにしてはめずらしく「ホームレスがいない」というのがこの街の印象でした。
野球が好きな方、毎日どこかで試合しているスプリング・キャンプ観戦はオススメですよ。

キャンプの取材後にはセドナ、モニュメント・バレーまでクルマを飛ばし、
アンテロープ・キャニオンにシビれた記憶が。
この頃、セドナなんて知名度低かったよなあ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-06-07
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-06-08 (MLBキャンプ)



対戦カードはNew England Patriots at Seattle Seahawks。

今年はNFCがホスト・チームなので、シーホークスがカラー・ジャージを選択、
コイントスはビジター・チームのペイトリオッツがコールする。

これまでスーパーボウルは、
第1、2回のグリーンベイ・パッカーズ、
第7、8回のマイアミ・ドルフィンズ、
第9、10回のピッツバーグ・スティーラーズ、
第13、14回のピッツバーグ・スティーラーズ、
第23、24回のサンフランシスコ・49ERS、
第27、28回のダラス・カウボーイズ
第32、33回のデンバー・ブロンコズ、
第38、39回のニューイングランド・ペイトリオッツと10年に一度は連覇するチームが出現している。

なので第48回の覇者・シーホークスにその期待がかかる一方、
第42、46回で敗れているペイトリオッツは雪辱を果たし、頂点に返り咲きたいところ。
奇しくも前回の連覇を果たしたチームはHCベリチック&QBブレイディのペイトリオッツであり、
彼らが登場する前のパッツを率いていたのは現シーホークスHCのピート・キャロルであったのです。



対戦前の注目としてはラン3位、パス1位、トータルでリーグ1位を誇るシーホークス・ディフェンス、
多才、奇抜なペイトリオッツ・オフェンスがこれをどう崩すのか。
ラン7位、パス5位、トータル5位と近年稀に見る好成績を残したパッツ・ディフェンスが、
RBマーション「ビースト」リンチとQBラッセル・ウィルソンの足をどう止めるのか、といった感じ。

プレイオフで魅せてくれた両ヘッドコーチ、
HCベリチックの奥の手、HCキャロルの博打がどこで繰り出されるのかも記憶に止めておきたいところ。

試合前のナショナル・・アンセムは「アナと雪の女王」で名を上げたイディナ・メンゼル。


ペイトリオッツのボール・レシーブではじまるが、オープン・ドライブは2シリーズでパント、
シーホークスも3andOUTとお互い様子見状態。

続いてペイトリオッツは7分以上かけゴール前に進んだが、ゴール前10yでインターセプト、
リズムを掴みかけた攻撃だったがボールを失った。
しかしシーホークスは一気に波を引き寄せられず、2シリーズでパント。
リンチを止め、ウィルソンをサックし、失いかけた流れを押しとどめたペイトリオッツ守備の奮闘が光る。

そうなると勝ち味を知るペイトリオッツは相手を休ませない。
4分かけ、65yを進み、エンドゾーンへ11yのTDパスを決め込み、先制。
2Q、残り9:47、先ほどのミスで失いかけたモメンタムを引き寄せ、7-0。

シーホークスが目覚めたのは残り7:07から。
執拗なRBリンチのランを重ねると、44yのロングレンジ・パスが通った。
仕上げはリンチの3yラン、4:51かけ、70y進み、前半残り2:16で7-7の同点に。

するとペイトリオッツは返す刀で切りつける。
パス攻撃を重ね、最後は22yのTDパス、わずか1:45で80yを突き進み、14-7に。

しかし時計を0:31残してしまったのはタイム・マネージメントの甘さといわざるを得ない。



シーホークスも負けじと切り返し、前半残り0:31から、わずか5プレイ、0:29で80yを進み、
最後はWRクレイ・マシューズへ11yのTDパスを通し、14-14。

ここまで集中を保っていたペイトリオッツ守備陣が最後に緩んでしまった感がある。
ちなみにこのマシューズ、この試合で初のパスキャッチ、このTDキャッチもモチロンキャリア初。
スーパーボウルがデビュー戦ってすごいな。

やはり西海岸に近いせいか、シアトル・ファンの声援がすごい。
あるいは昨年のチャンピオン人気か、
あるいは上昇ペイトリオッツが嫌われているのか。
なにしろペイトリオッツの攻撃の際のクラウド・ノイズがすごい。

ハーフタイム・ショウはケイティ・ペリー、ゲストにレニー・クラヴィッツを迎えてのステージ。


さて後半、シーホークスは最初のシリーズでレッドゾーン(相手テリトリー20y以内)に
ボールを進めたが、FGの3点に終わり、14-17と試合初のリード。
ここでもレッドゾーンでランアタックをしっかり止めたペイトリオッツ守備陣が印象的。
あるいはHCキャロルはなにかの伏線のため、止められてもラン・アタックを続けたのか。

わずか3点だが、このリードが強いシーホークス守備陣を後押しする。

続くシリーズ、QBプレイディのパスを2度目のインターセプト。
ペイトリオッツ・テリトリーでボールを奪い、まさに追加点のチャンス。
シーホークス攻撃陣は奪ったボールをわずか3:13でエンドゾーンに進めた。
これには好調ペイトリオッツ守備陣も成す術なし、14-24。

3Qに入り、10分で2シリーズの差が開いた。

FG、インターセプト、TDとモメンタムも一気にシーホークスに流れそうな雰囲気であったが、
連覇へのプレッシャーか、あるいは場慣れしたペイトリオッツの強みか、
試合は引き締まったまま、沈黙が続く。

お互いに2シリーズを無駄にし、両チームともにキー・プレイが見出せないまま、4Qに。



ほぼラン・アタックを捨てたともいっていいペイトリオッツの執拗なパス攻撃なのだが、
リーグ1位のパス守備を誇るシーホークス守備陣がこれを止められない。
4:15かけ、68y進み、最後はWRアメンドラへ4yのTDパス、これで21-24。

次のシリーズ、シーホークスは3andOUT、
こうなるとペイトリオッツにボールを渡すこと自体が失策ともいえる。
先ほどと同じく10回の攻撃中ランはわずか1度という「超」パス偏重攻撃を重ね、
4:50かけ、64y進み、WRエデルマンへの3yTDパスが通り、28-24とひっくり返した。

しかしここでも前半と同じく時計を残してしまった。
負けていたので得点を奪うことが優先で、タイム・マネージメントまでは難しいだろうが、
シーホークスに2:02という大きな時間を残してしまった。

2ミニッツにタイムアウトx3とタッチダウンを奪うには十分の時間だ。

RBリンチへ31yのロングパス、WRロケットへ11yのパスと、
QBウィルソンが目覚めたかのようにパスを通す。
そしてWRカースへのパス、転倒しながらもジャッグルしつづけたボールは彼の手中に収まり、
33yのパス成功。
そう、カースといえば、カンファレンス決勝で最後のTDキャッチを見せたあの男だ。


SUPERBOWL TVCM
http://www.nfl.com/videos/nfl-super-bowl-commercials
AZ.SUPEBOWL
https://azsuperbowl.com/

このキャッチでボールはゴール前5y、2回目のタイムアウトを使い、時計は残り1:06。
タイムアウトがあと1回あるのでシーホークスの連覇は決まったかに思えた。
ポスト・シーズンやビッグゲームにはこういう「運」を持ち合わせた選手が現れるのだよね。
後日、「The Juggle」とかいわれちゃうんだろうなあ、と思いつつ。

RBリンチのランで4y進み、ゴール前1y、あと3回、リンチのランを繰り返してもいい。

おそらく全米、いや全世界のTV前にいたフットボール・ファンもそう思っていたと思う。
ペイトリオッツのサイドラインとプレイヤーたちも同じように思い、
フィールド・プレイヤーたちは「そうされたらイヤだな」と思っていただろう。

しかし一人だけ考えの違う人間がいた、HCキャロルは『パス』をコールしたのだ。

ああ、まさにフットボール。

相手の裏を書き、誰もがやらないことを見出すスポーツだ、このプレイコールは『アリ』だ。

そのために前半から執拗にRBリンチのランを重ねてきたのだから。

ただパス・キャッチのエリアにWRロケットを押しのけ、
ペイトリオッツCBバトラーが飛び込んでくることは考えにはなかっただろう。

バトラーがウィルソンのパスをキャッチし、ジ・エンド。

シーホークス連覇への扉は閉ざされたかに思えた。



しかしまだいくつか、指を差し入れ、手でこじ開けられる隙間があったのだ。

まずバトラーはインターセプト後、前に進んでしまったため、
タッチバックとならず、ゴール前1yでボール・デッドとなってしまったこと。

エンドゾーンでペイトリオッツの攻撃を捕らえ、セイフティを奪えば2点を得て、28-26になり、
続くフリーキックでFGレンジまでボールを進めれば、
シーホ-クスには28-29という逆転のシナリオは残っていた。

残り時間は20秒だが、タイムアウトが1回、この筋書きの可能性は低くはなかったのだ。

しかしそのボールon1y、QBブレイディの『ハード・カウント』に引っかかり、
あっさりファウルして、ボールを進めてしまい、この可能性は費えた。

おそらく勝利を目前に失ったショックでサイドラインも冷静さを欠いていたのであろう。
インターセプトという最悪の結果にHCキャロルも呆然の表情をしていたのだから、
あのシーンで誰が冷静になれようか。

28対24、ニューイングランド・ペイトリオッツが4度目の栄冠を手にした。

MVPはトム・ブレイディ、どうやら引退はないらしい。

最後のプレイがミスで終わる、というのはシーズンの幕切れとしては悲しすぎるな、というのが最後の印象。
STATSから読み解くとシーホークスは3rdダウン・コンバージョンが30%と悪過ぎ、
試合の主導権を引き寄せられなかった。(ペイトリオッツは57%)
そしてラン21回に対して、パス50回とパス偏重型の攻撃を見せたペイトリオッツを、
(シーホークスはラン29回、パス21回)
「わかっているのに止められないのか」という結果論だが、
ブレイディへのサックを1回に留めたペイトリオッツ・オフェンスラインを称えるべきであろう。
リーグ1位のパス守備を誇る相手から彼を守り続ければ、自ずとパス・ターゲットは空くのだ。

う~ん、雑誌のネタ的には「シーホークス連覇」のほうが映えるんですけどねえ。
2001年から6度もスーパーボウル出場(うち4度制覇)しているチームが
またチャンピオンってのもねえ、とブツクサいってみたりしております。

tournament2.jpg

NFLという世界最大のスポーツ・リーグは異常なほど健全に運営されていることが浮き出されましたね。

完全なるウェバー制ドラフトでチームの基礎を作り、
サラリー・キャップの元、FAでの補強が成績を左右していく。
「凡戦が多い」といわれたスーパーボウルも21世紀は接戦が増え、
ここ4年はNFC、AFCが交互に凱歌を上げている。

32チームすべてに優勝のチャンスがあり、裏返せばチーム経営のヘタなチームはプレイオフにすら遠のくという、
リーグが目指す「Parity」が具現化されている。
さて来シーズンはペイトリオッツの連覇? はたまたダークホースの出現?

いずれにしろ9月のKICKOFFまでフットボール・ファンは眠りに就くのです。


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